ジュニア,ヨット,セーリング

B&G兵庫ジュニア海洋クラブ

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2023 活動レポート

2024.3.30-31

JSAF ユースセーリングチャンピオンシップ result album

3/30-31、和歌山セーリングセンターにおいてJSAF ユースセーリングチャンピオンシップが開催されました。ユース部から安田巌、中澤太郎、大塚健斗がILCA6で参加しました。堀野瑠海は420級で清風中学から、ダウスト絵麻は420級でホープから参加しました。
両日、微風ではありましたが、海上で待機していたので、風が入ったタイミングですぐにレーススタート、2日間で5.6レース行うことが出来ました。 結果は、ILCA6男子 巌5位、太郎13位、健斗19位。420男子 瑠海7位。420女子 絵麻3位入賞となりました。 巌は、大会前に足の筋肉が断裂し歩くのもままならない状態で、最悪のコンディションでの参加となりましたが、見事な成績をとりました。足の痛みでいつも通りのタックが出来ず、「格好悪いタックを見られたくない!」と。いかにタックを減らすかを考えたことが良かったようです。 420級のレースでは、色鮮やかなスピンセールを広げてランニングで走る艇群が美しく、見ていて感動しました。
最後になりますが、大会を開催して下さった、公益財団法人日本セーリング連盟様、和歌山県セーリング連盟 様、また大会関係者の皆様、2日間、難しい状況で多くのレースを行って下さり、大変ありがとうございました。/大塚


2024.3.22-24

第32回セーリング・チャレンジカップ IN 浜名湖 result album

3/22-24、セーリング・チャレンジカップ IN 浜名湖が開催され、B&G兵庫ジュニア海洋クラブからは有本心優と大塚健斗がILCA4クラスで参加しました。
初日は6-7mの風で3レース行われました。コースミスをした健斗は、カットレースに期待しましたが、2日目3日目は、風に恵まれずレースは行われませんでした。1レース1レースの大切さが身に染みたようです。後半2日間、雨の中の風待ちではありましたが、カフェコーナーをご用意してくださっていたおかげで、身体が温まり助かりました。また、待ち時間中に他選手の艤装を見て回り、色々な工夫がされている事を知り、ヒントを得ました。 2日目夕方には、レーザー協会の方々による講習会が行われ、参加しました。レースの結果は、心優3位、健斗5位でした。表彰式では、厳かな音楽が流れ、表彰式らしい演出が新鮮で良かったです。
最後になりますが、主催の公益財団法人 ヤマハ発動機スポーツ振興財団様、運営協力の静岡県セーリング連盟の方々、大会関係者の皆様、ホスピタリティ溢れる大会を開催していただきありがとうございました。 /大塚


2024.2.11-12

2024年第36回和歌山コールドカップ result album

2/11-12の2日間、和歌山セーリングセンターにて第36回和歌山コールドカップが開催されました。
【ILCA4】ILCA4には心優、太郎、健斗がエントリーしました。 初日 風は弱く何とか1レースできました。途中風が無くなり難しいレースになりました。 2日目 朝からいい風5~6mが吹き4レース成立。結果は健斗2位、心優4位、太郎5位となりました。最近気候変化なのかノーレースの大会が多かったので久々にいいレースが出来てよかったです。OPと一緒のレースで次世代の選手が頑張ってる姿に感動し嬉しくなる大会でした。/有本
【OP-A】Aクラスは風花、蘇鳳、渚、莉子、陽也、菜々がエントリー。初日は風が無い中出艇していき、1レース行われましたがノーレースに。幻のトップを取った渚。2日目に向けて気合が入ります!夜は皆で晩御飯!3連休の2日目ということもあり40分待ち…親も子も食べて喋ってリフレッシュ!明日も頑張ろー!とごま団子を頬張りながら気合を入れる子供達。 2日目、初日の無風はどこへ…1レース目は渚が、初日の幻のトップを幻ではなくしました!2レース目では陽也がトップホーンを鳴らします!風花、蘇鳳、莉子もしっかりと安定した順位を重ねていきます。A上がりたての菜々も4レース完走!結果は陽也2位、莉子3位入賞、おめでとう。渚5位、風花8位、蘇鳳9位、菜々14位と大健闘でした。また皆で練習がんばりましょう!
そして私事ですが、兵庫ジュニアに入部して初出場のレースが昨年の和歌山コールドカップでした。長女はBで出場、次女はハーバーで遊び姉の帰りを待っていたのを昨日の事のように思い出します。ここまで娘達がたくましくなれたのも関わってくださる皆様のおかげです。兵庫の皆にも、他クラブの皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。/村中
【OP-B】 Bクラスからは初和歌山の咲帆(小5)、純希(小4)の2名が参加です。二人とも「目標は優勝」とたくましい抱負を語っていました。出艇前には、Aクラスの選手から艤装を確認してもらい元気に出艇していきました。 1日目は冬らしくない暖かさで風もない中、1レース行われました。第1レースでは見事なスタートを切った純希が微風の中、後続艇をぐんぐん引き離しトップフィニッシュ!後続艇は誰も制限時間内にフィニッシュできず純希以外はDNFとなりました。その後風は吹かずハーバーバックしましたが、帰着後に色々な事が起こり純希のトップフィニッシュはおあずけ、全艇同一順位の波乱の展開となりました。 2日目は冬らしい寒さでいい風の中、4レース行われました。風の割には波が高く対応しにくいコンディションでしたが第2レースでは純希が、第4レースでは咲帆がトップフィニッシュを切り、兵庫ジュニアの存在感を見せてくれました。レース後は和歌山らしく梅味のスナック菓子をいただき選手たちは美味しそうに食べていました。レースの合間は咲帆、純希の2艇は離れずにしっかり本部艇の近くにいました。誰よりも早くハーバー入りして艤装を行う、出着艇を行うといった選手、コーチ、父兄の行動が、チームを強くしているのだと感じました。Bクラスの結果は咲帆2位、純希6位でした。二人ともよく頑張りました。次の大会では更に上を目指して練習頑張ろう。/宮﨑
最後になりましたが、和歌山県セーリング連盟の皆様、B&G和歌浦海洋クラブの皆様、和歌山ジュニアヨットクラブの皆様、NPO法人和歌山セーリングクラブの皆様、本当にありがとうございました。


2024.1.21

ミッドウインターレガッタ result album

2024年1月21日江の島ヨットハーバーにてミッドウインターレガッタが開催されました。 兵庫ジュニア海洋クラブからはOP級Aクラスに風花、拓実、莉子、葵、陽也、菜々の6名が参加しました。風花、葵以外の選手4名は江の島の海は初めてです。20日(土)は自主練習をしました。田中コーチの指導の元、フレッシュな風の中で走れる時と他艇の影響位置で低速が遅くなる事を実感する走りなど、普段とは違う練習メニューで新たな発見もありました。五感を使って風を感じることは、レースにおいて最も大切なことだと改めて思いました。そして、江の島の海が透き通る青さとても印象に残っています。夜はタイ料理のお店で大変美味しく頂きました。みんなと一緒に心地よい時間を過ごせるのは遠征の醍醐味でもあります。
21日(月)4レースが実施されました。レース当日小雨強風の中選手それぞれの走りをしました。菜々は初めてのAクラスデビュー戦です強風の中最終レースに参加することが出来、とても貴重な経験となりました。 結果 葵総合2位(小学生優勝)、風花9位、莉子13位、陽也24位、拓実27位、菜々35位 葵おめでとう!選手みんな頑張りました。以下選手の感想を載せております。 風花 「軽風への対応は昨年の練習の成果が出て嬉しかった。強風でしっかり乗れるように、 これからもっと練習を重ねたいです。」 拓実 「初めての江の島でとてもワクワクした。海がとてもきれいで帆走するのが楽しかったし、うねりに合わせるのが難しった。みんなで楽しい遠征だった。また江の島の海で帆走したいです。」選手たちはそれぞれレースを楽しむことが出来ました。
最後になりましたが、江の島ヨットクラブ皆様、関係者の皆様大変お世話になりありがとうございました。/川本


2024.1.6-8

第6回 SAILFAST CUP result album

2024年1月6~8日、蒲郡の海で行われたSAILFAST CUPは、小中学生のトップセーラーたちが集まる年始の恒例行事となっています。今年で6回目の開催となり、全国からエントリーされた40艇のうち、25艇が2月末に行われるJODAナショナルチーム選考会への参加を目指しています。兵庫ジュニアからは、翔伊・葵・俊忠・夏実・渚・陽也・莉子・拓実の8名の選手がエントリーしました。
【激しい戦いの舞台】蒲郡の海は強風で知られており、今年のレースもその名に恥じない強風戦となりました。3日間で行われた9レースでは、激しい競争が繰り広げられました。
【競技の様子】初日のレースでは、松永虎汰郎選手が父譲りの鋭い風読みで第1レースを制しました。 続くレースでは、地元の角森未岬選手や須永言葉選手が活躍しました。しかし、第4レースでは大荒れとなり、13艇が失格する中で堀野葵選手が勝利しました。2日目にはさらなる風の強化があり、藤田翔伊選手が力強い走りでトップに立ちました。しかし、風がますます強まり、レース終了後にはハーバーバックする場面も見られました。そんな中でも何とか強風を克服しようと、平野陽也選手・川上渚選手・村中莉子選手らも持てる全ての力を出し切り粘り強いセーリングをしました。彼らにとっては強風の蒲郡は初めての体験っだったでしょう。最終日には、藤田翔伊選手が総合優勝し、堀野葵選手と松永虎汰郎選手が2位と3位に入りました。総合成績には、特製のトロフィーやZhik賞品、さらにワスプチャレンジへの参加権が与えられました。
【まとめ】2月に開催される選考会の前に、この様なレベルの高いレースを開催してくださり大会主催者のSail Fastならびに大会にご協力いただいた全ての方に感謝申し上げます。来年第7回目の開催も期待しております。/堀野


2023.12.23-24

別府クリスマス合宿 ~豊予海峡交流圏域の海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守るセーリング事業~ album

大分県別府市の北浜ヨットハーバーで12/23~12/24の日程で開催されました。参加選手43名の大人数でとても賑やかな合宿となりました。 兵庫ジュニアからは風花、翔伊、渚、俊忠、莉子、葵、陽也、夏実、菜々子、咲帆、純希、菜々、直輝の13人で参加しました。 前日の寒波で大雪が心配ではありましたが、お天気に恵まれて寒さも和らぎました。鶴見岳、由布岳山頂の雪化粧がとても綺麗でした。 今回のコーチとしてJSAFセーリングアカデミーから中村公俊さん、松永哲也さんが参加して下さり、別府ジュニアの濱本徹夫コーチ、田中満コーチと共に選手達を指導して頂きました。 ILCA、OP-A1、OP-A2、OP-A3,OP-A4(B)の5つのチームに分け、海上、陸上共にトレーニングを行って頂きました。 全体ミーティングの際、とても印象に残った言葉が二つありました。 中村コーチからはシーマンシップについてのお話で、特にレース中に他選手が危険にさらされている時は、いついかなる時でも人命優先で救助に当たる意識を持つ事。 松永コーチからはヨットが上達する近道として、退屈な授業の時はヨットの絵を書いたり、週末の練習の事ばかり考えたりすると上達する事。 子供達だけでなく、保護者にとっても楽しく心に残る貴重なお話でした。
初日は別府湾特有の断続的に降りてくるブロー性の風の中、各チームは基本練習とレース練習を行いました。 最後のレース練習はOP全艇でのレースとなり、選考会組が入る事でスタートラインが綺麗に形成されました。 スタートラインが把握できている証拠であり、とてもいい見本となってくれたのが印象的でした。 夜は大人子供全員でBBQ懇親会&クリスマスイベントの花火鑑賞がありました。子供達は間近で見る大きな花火に感動しっぱなしでした。
2日目はポカポカ陽気で風が無く、それぞれのチームで陸上トレーニングや動作シミュレーションを行いました。 午後には全艇出艇してレースを行う予定であったものの、終始風に恵まれずやむなくハーバーバックとなりました。 時間ギリギリまでスタートさせたいという運営コーチの皆様の気持ちがひしひしと伝わってきました。本当にありがとうございました。
兵庫ジュニアからは初めてクリスマス合宿に参加した選手保護者も多く、他クラブの皆様と沢山交流させて頂きとても貴重な二日間となりました。 いつもとは違った、思い出に残るクリスマスイブになりました。 B&G別府海洋クラブの皆様、暖かく迎えて頂き本当にありがとうございました。 ぜひ来年も参加させて頂きますので、その際はどうぞよろしくお願い致します。/木下


2023.11.24-26

セーリング・レーザー級(ILCA6/7)全日本選手権

2023年11月24日から26日にかけて、鳥取県境港市の境港公共マリーナにて、セーリング・レーザー級(ILCA6/7)全日本選手権が開催されました。 兵庫ジュニアユース部からは、有本心優、安田巌、ダウスト絵麻、大塚健斗(全員がILCA6)の4名がエントリー。当大会は2024年初めに行われる世界選手権代表選考(その後のパリ五輪代表選考)を兼ね、本年度のレーザー級総括的な大会となり、ILCA6は91艇、ILCA7は31艇が参加しました。
24日、15~20のノットの強風、寒く荒れた海面に向かうも、沈艇が続出。ILCA7はノーレース、ILCA6は1レースのみ成立。安田が22位、大塚がUFD、有本、ダウストはRETと、全員が不本意以前に操船に苦労した初日となりました。 25日、一転、4~8のノット微軽風となり、なんとか1レースのみが成立。右に左にシフトする風に翻弄される中、ダウスト20位、安田21位、有本23位、大塚35位となり、前日のリベンジを期したものの、風を待つ辛い2日目となりました。 26日、皆がレースをこなしたい!という気持ちも虚しく無風。出艇もなく、ノーレース。 3日間で2レースのみの開催となった今回、もっともっとレースをこなしたい!と来年度に向け兵庫ジュニアにとっても飛躍を誓う大会となりました。
道中の紅葉、冠雪した大山の明媚な風光に加え、境港でのおもてなしは素晴らしく、初日レセプションでは松葉ガニを食べ放題!境港市長の食べ方の手解きを受けながら選手達は何杯もたいらげ、またレース後には蟹汁、豚汁を関係者全員に振舞うホスピタリティに感謝です。/安田


2023.11.16-19

第55回全日本オプティミスト級セーリング選手権大会 result album

第55回全日本オプティミスト級セーリング選手権大会が、高松のせとうちサスティナブルハーバーに於いて、11月16日から19日の日程で開催されました。今年も兵庫ジュニア海洋クラブから、全日本チャンピオン、小学生部門での入賞者を出すことができました。 兵庫ジュニアからは、太郎(中3)、風花(中2)、翔伊(中1)、俊忠(中1)、渚(中1)、莉子(中1)、葵(小6)、夏実(小6)、陽也(小6)の9名が出場しました。今回参加の選手達は、高松でのセーリング経験がありませんでした。高松が潮流の強い特徴のある海面であることを聞いていたので、選手達は大会前の約1ヶ月間、高松へ通って練習をしました。同じ様に、各地のクラブの選手達も、大勢練習に来ていました。B&G高松ジュニアヨットクラブさんが練習会やレースを行なってくださったお陰で、とても沢山の事を学ぶ事ができました。中でも、大潮のタイミングで、練習する機会がありました。風は5m/s程吹いているのですが、クローズホールドでセーリングしている選手が、同じ所にじっとしているのです。皆、スタートラインに行けないのです。想像を絶する潮の速さに驚きました。そして、流れる速さも方向も、刻々と変化していく事も、体感することが出来ました。事前の練習で得た経験は、とても大きかったと思います。ヨットは、自然との駆け引きです。海面の特徴を知る事は、とても大事な事だと改めて感じました。できる限りの準備をして、大会の当日を迎えました。
初日の計測では、アップバックの外装破れ(中のビニールの部分が、繊維質の物で覆われてなければいけません)で、計測に引っかかる選手がたくさんいました。幸い、ハーバーにお店が出店してくださっていたので、困る選手はいませんでしたが、今後は事前によく確認したいものです。 夕方からは、開会式とレセプションが盛大に行われました。各クラブの自己紹介があったり、讃岐うどんのケータリングもあり、香川のグルメも楽しめ、楽しいひと時を過ごすことができました。 今大会は、軽風シリーズになるのではないかと予想していました。ところが一転、予想外の強風の予報の中でレースが始まりました。17日のレース初日は、朝一度出艇したものの、強い風と波で、沈艇が続出して、AP旗が上がり、一旦帰着し、ハーバーで昼食をとりました。翌日にはさらに風が強くなる予報だったので、みんな少しでも今日レースができればと願っていると、午後から再びD旗が掲揚されて、選手達は意気揚々と元気に出艇していきました。今回OPのレースでは初めて、ドローンマークが導入されました。コースは上下を2周して、上りのフィニッシュです。10m/s前後の強風の中、82艇のビッグフリートでレースが始まりました。第1マークを、太郎が7位、翔伊が10位で回航、続いて俊忠が30位、夏実が36位、葵が45位と続きます。少しずつ順位を上げて、2回目の下マークを3位で回航した翔伊が最後に逆転して、1位を取りました。その後は風が強すぎてハーバーバックとなり、この日は1レースの実施となりました。
2日目は、予報通り朝から風が強く、待機したものの、お昼には中止となり、この日はレースができませんでした。午後には、さらに風が強くなるということで、係留していては危ないという判断で、レスキューを全て陸上に上げました。高松の海が、台風のような大荒れの海になっていて驚きました。レース数を消化するために、翌日の開門を早めて、開始時間を早めることとなりました。 夕刻からは、JODA主催のクラブ保護者交流会が行われました。コロナ禍が落ち着き、久しぶりの交流会でした。各クラブの皆様と様々なお話ができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。 最終日は途中少し風が落ちる時がありましたが、おおむね6~8m/sの風の中でレースが行われました。素晴らしい運営のお陰で、4レースが行われました。強風を得意とする選手達に、有利な状況だったと思います。 強い風、速い潮、特徴のある波、様々な要素がセーリングに影響する、本当に難しい海面だったと思います。上りのコースのひき方や、マークタッチの危険の予知、プロパーコースを維持する工夫など、とてもよい勉強になった海面でした。ジュニアの選手達が、このような高度なレースをしている事に、ひとりの親として、本当に感動・感心をしました。素晴らしい事を経験しているのだなと、改めて思いました。
最終結果は、昨年の兄蒼士に続き、翔伊が優勝しました。OP全日本史上初の兄弟連覇を達成です。葵は、小学生準優勝(総合14位)で、堂々の入賞です。太郎(12位)、俊忠(37位)、夏実(49位)、渚(51位)、莉子(56位)、陽也(65位)、風花(71位)の成績で、全日本を終えました。初めて全日本に出場した選手も多く、このような厳しいレースの中で、みんなは本当によく頑張ったと思います。この経験を活かして、ぜひ来年は選考会出場、そしてナショナルチーム入りを目指して、努力を続けてほしいと思っています。来年2月には、ナショナルチームメンバーを決める、最終選考会があります。全日本の成績から、翔伊、葵、俊忠、夏実の出場が決まりました。 既に、新しいステージに移っています。兵庫ジュニアの全員が新しい目標に向かって全力で取り組み、セーリングを心から楽しんでほしいと思っています。
最後になりましたが、選手達のために、大会開催の準備、毎日温かい飲み物や食べ物を用意してくださったり、とても素敵なスライドショーを作ってくださったりと、たくさんのおもてなしをしてくださったB&G高松ジュニアヨットクラブの皆様、日本オプティミストディンギー協会の皆様、大変お世話になり、本当にありがとうございました。/藤田陽子


2023.10.28-29

第19回坊っちゃんカップヨット大会 result AB album

2023年10月28日(土)~10月29日(日)に開催されました、第19回坊っちゃんカップヨット大会に参加しました。ILCA4は10艇、OP級はAクラス41艇、Bクラス22艇、Cクラス18選手の参加があり、兵庫ジュニア海洋クラブからは、OP級Aクラスに風花、翔伊、俊忠、拓実、莉子、渚、夏実、陽也、菜々子の9選手、Bクラスに純希、菜々、美月、麻衣子、直輝の5選手の計14選手が参加しました。 両日、軽風の中でA・Bクラス共に1日目3レース、2日目2レースの計5レースが行われました。
Aクラス、1日目は風が止まることはありませんでしたが、早い潮流にてこずり、スタートの時有利な場所を取ろうとして多くの選手が団子状態になり動けなくなる、潮流に押されてスタートラインを超えてしまう選手が多数いました。 2日目は、風の条件が悪く、振れたり、止まったりする上、潮流にも押されて上手く乗りこなせず、Bクラスを中心にスタート時にスタートラインまで辿りつく事が難しく、最終的にフィニッシュできない選手が多くいました。 そのなか、全レース1位を取った翔伊選手。出遅れていても気付くと上位にいて、フィニッシュあたりでは先頭を当たり前のように帆走っているのを目の当たりにするとある種の感動を覚えました。
Bクラスは菜々選手が終始3位以内フィニッシュをキープして堂々の優勝を果たしました。 今回の大会に参加して、スタートラインから離れない事、また風と潮流を考えて帆走するなど、レースの基本的なルールを再認識するいい機会となりました。 目標を達成した選手、達成できなかった選手も、このレースの経験が今後のレースの糧になることを願っています。 最終レース結果は、Aクラス(翔伊1位、俊忠5位、夏実7位、渚13位、陽也16位、莉子17位、風花18位、菜々子19位、拓実32位)、Bクラス(菜々1位、純希7位、直輝9位、美月17位、麻衣子20位)となりました。 Aクラス翔伊選手 完全優勝おめでとう!Bクラス菜々選手 大逆転優勝おめでとう!
最後になりましたが、大会運営に御尽力いただきました主催の愛媛県セーリング連盟をはじめ、B&G新居浜海洋クラブ、松山セーリングクラブ、B&G松山海洋クラブ、大会運営に協力していただきました皆様、大変お世話になりました。 来年は20回の記念大会、是非参加したいと思っています。/川上・越智


2023.10.21-22

2023琵琶湖ユースレガッタ result

Aクラスのレポート。1日目4レース実施、風向280~310度平均6~8m/sの風で時折10m/sを超えるブローも入りました。波高は1mまでの状況でした。上下1000m近くある距離の長いコースを2周するタフなコースでした。Aクラスの選手の中でも強風の為バウから水が入ったり、転覆するケースが多数見られました。体力的にも、精神的にもハードな1日だったと思います。 この様な状況でも上位の選手は安定したセーリングで力を発揮していました。4レースを通して1番印象的だったのは、兵庫ジュニアのAクラスの選手達は全員上手になった、練習の成果が出てきていると言う事です。特にAクラスになったばかりの菜々子(小5)のセーリングには驚きました。体格は小柄ですが走る技術を持っています。最後まで走りきっている姿には感動しました。 皆の努力でチーム全体のレベルアップが良い形で進んでいる事を感じるレースでした。全員が自信を持って良いと私は思います。一方で選手達それぞれに克服するべき課題も見つかりました。2週レースが続きますが、選手にとって成長するとても良い機会だと思っています。それぞれが見つけた課題に向けて、質の高いセーリングでトップを目指して欲しいです。/藤田
1日目10:25D旗掲揚、11:43「風が強いのでF旗掲揚します」とアナウンスがありました。OPを始めてから初めてF旗の掲揚を見ました。沖で続々とリタイヤの報告が入り、兵庫のBクラス2名がハーバーバックしました。陸上運営の方々にお世話になりシャワー室へ直行しました。10月21日なのに体は冷え切り、自分でドライスーツが脱げないほど震えています。ドライを着たままシャワーで温めて脱がすことにしました。 着替えて日なたで日光浴をしました。13:56運営から「海上レポートブローMax12m/s」とオープンチャットに出ました。2日目4レースありました。風向230度2~5m/sですが小さい白波が見える時もあります。昨日の成績をリセットするべく、選手は皆気合が入っている様子です。(最終レースの1本前、中止になったレース)他の選手がUFDを警戒しながらスタートラインの内側を流している時に、 本部艇の横、上1で蘇鳳(中1)が止まっていました。 少しでも前へ動いたら出てしまうので注視しました。 (先輩方には「トライ&エラー」とアドバイスを頂きますが、あまりにも皆と違う、危ない橋を渡るとハラハラします。その後、リコール艇有の旗は上がらず、N側が上がりました)/脇
Bクラスからは、咲帆、純希、菜々、レースデビューの麻衣子、直輝の5人が参加しました。1日目はブローで最大12mと予報以上に厳しいコンディションの中、4レース行われました。途中F旗が掲揚され支援艇もレース海面に入りレスキュー活動を行う状況で、リタイヤ艇が続出し第4レース終了時にBクラス全出場者の中で残っていたのは咲帆と菜々だけのサバイバルな展開となりました。 2日目は殆ど吹かない予報でしたが、2~5mと穏やかな風の中、4レース行われました。琵琶湖特有の藻と風の振れに注意しながら、各自レースをこなしていました。 菜々Bクラス優勝、咲帆Bクラス2位おめでとう!軽量の直輝、純希、レースデビューの麻衣子は、初日は強風(爆風)で怖かったと思いますがよく頑張りました。今回はA・Bクラス同時スタートでした。スタート時なかなか前に出られず苦労したと思いますが今回の経験を生かして、今後のレースに向けて練習頑張りましょう。/宮崎
[結果] 翔伊 優勝、俊忠 3位、夏実 5位、莉子 7位、陽也 8位、風花 9位、蘇鳳 12位、菜々子 13位、菜々 14位(B優勝)、拓実 15位、咲帆 16位(B2位)、 直輝22位、純希23位、麻衣子25位
レース後には、琵琶湖ジュニアヨットクラブの方々が、出来たての温かいホットドックやタコ焼き、また、お菓子釣りや、スーパーボールすくい等の楽しいゲームも開いていただき選手達は大喜びでした。2日間の心のこもった素晴らしいホスピタリティとレース運営に感謝します。また来年もぜひ参加したいです。
最後になりましたが琵琶湖ジュニアヨットクラブ、NPO法人滋賀県セーリング連盟京都府セーリング連盟、柳が崎ヨットハーバーの皆様大変お世話になり、ありがとうございました。

2023.10.9

2023年 兵庫ジュニアオータムレガッタ result A・B C oya album

オータムレガッタは、毎年この時期に開催される、兵庫ジュニアのクラブ内レースです。例年、近所のクラブからも若干名参加していただいています。Bクラスが主役のこの大会では、Bクラスの選手の経験値を上げるために、Aクラスと合同でレースを行います。また、Cクラスや親クラスもあります。今年の外部からの参加者は4クラブ10名(琵琶湖,伊丹,松山,広島)、さらに今年体験会に参加してくれたお子さんたちも集まってくれて、にぎやかなイベントになりました。
ABクラスには、兵庫ジュニアから、翔伊・蘇鳳・渚・莉子・拓実・陽也・夏実・咲帆・純希・菜々・美月・直樹が参加しました。湾内の微風戦となりましたが、幸い6レースを消化することができ、結果は熱い展開の連続でした。スタートダッシュを決めたチュウを5レース目に抜いた翔伊は、最終1点差で優勝を決めました! 仲良しライバル夏実・渚の3位争いは、レースごとに順位が入れ替わる展開の中、最終2点差で夏実が勝利! Bクラスの菜々は、姉の莉子をギリギリまで追い詰め、あと一歩及ばなかったものの、見事Bクラス優勝を果たしました! 純希がAクラスを差し置いて上マークをトップ回航したシーンは、誰もが震えました。各選手見どころがあり、日ごろの練習の成果を見せつけてくれて嬉しい気持ちになりました。/久保田
Cクラスはヨットを始めて間もない子供達やお父さんお母さんが一緒に参加する恒例のミニ・レースです。桟橋からスタートして少し向こうにあるマークを回って桟橋に帰ってくる、いわゆるソーセージ・コースです。桟橋にOP艇を並べてスタートするので初心者の子供達、お父さん・お母さんにもやさしくて安心です。3~4艇を1組で、総当たりの低得点方式で予選から決勝へとたくさんのレースを行いました。 保護者の皆さんは目の前でお子さんのレースを見ることができます。本来ゲストである皆さんなのですがスタートやフィニッシュのお手伝い、レスキュー艇で海上のサポートをして頂いたりして私達はとても助かりました。本当にありがとうございました。 実は今回、始めてのお子さんにとっては少し高度な操船が必要な、難しい風だったのです。横から受ける風を想定していたのですが、少し向かい風の難しい状況でした 始め、子供達はおっかなびっくりの様子でした。不安そうな表情を浮かべるお子さんもいたりして、一緒に乗ってあげて安心できるように励ますこともありました。しかし回数をこなすうちに慣れてきて皆どんどん上手になっていきました。子供の上達の早さにはいつも驚かされます。私(親)はいつまでたっても上手くならない、、、/藤田


2023.9.16-18

第39回全日本OP級チームレース選手権 result album

9月16~18日、広島観音マリーナで「第39回全日本OP級チームレース選手権」があり、兵庫ジュニアからは『関西ひっしのパッチーズ』というチーム名で夏実(小6)、渚、俊忠、蘇鳳(3人は中1)が参加しました。 予選ラウンドBグループ5チームで総当たりをして1勝しました。シルバーフリート5チーム中では海上で「勝ち」の旗判定をもらいましたが、成績は同点負けが付き、順位は11チーム中、最下位です。 艇の乗り換えや見学で集中力を維持する事が難しく、チーム内のコミュニケーション不足も感じました。チャンスがあれば速く走るか?それともチームの為に自分を犠牲にして相手艇を抑えるのか?常に考えている様子がわかりました。 スタートから仕掛けるのか?どこで技をかけるのか。フリートレースには無い技の掛け合い、妨害作戦が大変おもしろいです。 以下4人の感想を記します。/脇
「関西ひっしのパッチーズ」で参加した久保田夏実です。 私はチームレースが初めてで、あまりマークトラップなどの技をしたことがなかったのですが、他のチームがレースをしているのを観察したりして、学ぶことができました。 1日目に出来なかったマークトラップを2日目はやってみようと思い、やり方を再確認することで、2日目は成功させることができました。来年のチームレースは、もっとパワーアップして行こうと思います。/夏実
チームレースをやりきれなかった口惜しさが残る。もっとルールを覚え、力をつけて、最下位から1位まで上がってやる!!来年もチームレース出たい。/渚
広島でのチームレースでは、私たちのチームのメンバー全員が、チームレースに関する知識や戦略など十分な知識を持っていなかったことと、レース前に誰がどの役割をするかを話しておくべきだったと思いました。 次回は攻撃的なアプローチで戦う意識を持つことと、スタートを上手にできることを目指して取り組みたいと思います。/俊忠
最大の失敗はチームで練習する機会が少なかった事。チームで技の連携が取れなかった事、パスバックなどの技の練度が低かった事。来年も挑戦したいです。/蘇鳳
今回パッチーズの選手たちを間近で見ていて、普段はしっかり走る選手たちなのに、チームレースとなった途端に経験不足からの焦りなのか、ブランケットのまま走り続けたり、いつもは理解しているルールを忘れてしまったり、点数計算ができていなかったりと、まだまだ未熟な部分が露呈していました。本人たちも出来なかったことを理解して悔しんでいたので、今回の経験を糧に、来年はもっともっと活躍してくれることでしょう!
また兵庫ジュニアからは、太郎・翔伊・葵の3名が、それぞれ別のNT編成チームのメンバーとして出場していました。 翔伊は、チーム名『KOFI』からエントリー。NTワールド中心に結成されたチームで、スター揃いの「こんなのありぃ?」なチームです! 太郎は、チーム名『あげぱん』からエントリー。NTアジア中心のチームに、NTワールドとして助っ人参戦! 葵は、チーム名『鉄火巻き』からエントリー。全員NTアジアメンバーです。3名の感想も聞いてみたいと思います。/久保田
事前に1度も一緒に練習ができませんでしたが、レース毎にチームワークが上がり、マークトラップなど、うまくレースができるようになりました。チームメンバーのゲンキは、OPの最後のレースだったので、一緒にレースができ、また全勝して優勝することができて、いい思い出になり、良かったです。来年も、優勝目指して頑張りたいです。/翔伊
アジアチームから声をかけてもらい、teamあげぱんの一員としてチームレースに参加しました。一緒に練習はできませんでしたが、事前にオンラインミーティングで顔合わせをし、現地広島でチーム目標を「KOFIに勝つ!」と決めて海に出ました。トライ&エラーを繰り返しながら目標に向かって勢いがあったと思います。2日目は周りのレベルが上がってきたことと持久力不足で負けてしまいましたが、みんな前向きにレースに臨むことがでたので楽しかったです。teamあげぱんのみんなありがとう。/太郎
アジアチームは夏にはチームレース練習会をしてみんなで優勝を狙っていました。初日は全勝して嬉しかったです。明日も絶対全勝するぞ!と思っていたのに、なんと僕はインフルエンザになってしまいました。残りのチームメンバーは3人で僕の分まで戦ってくれました。みんなに感謝しています。僕はとても悔しく悲しかったです。なので来年こそ!優勝めざします。/葵
3人ともNTらしい走りでレースを盛り上げてくれていました。その中でもやはり、翔伊のKOFIは圧巻でした。個人のスキルが半端ないのは分かっていましたが、チームになってもまとまっていました。チームレースではリアルタイムの点数計算が重要ですが、KOFIはフィニッシュした選手が黙って手を上げ、自分の着順を指の本数で後続の仲間に知らせていました。フィニッシュ前が混雑していた場合、仲間に点数計算の答え合わせが出来るようにするのは確かに大事だと、納得させられました。それをさらっとやっていたKOFI、さすがです。細かいところまで仕上がっていました。優勝おめでとう!
立派なチームレースを運営してくださった、日本OP協会、広島県セーリング連盟、広島セーリングスクールの皆様、選手たちに貴重な成長の場を与えていただき、ありがとうございました。/久保田


2023.8.6/9.2-3

ヨット体験会2023 album

長かったコロナ禍が少し落ち着いてきた中、ようやく通常に近い形で体験会を実施することができました。芦屋市にも後援を頂き8/6(日)、9/2(土)、9/3(日)の3日間の日程で小学生の皆さんをお迎えすることができました。3日間ともお天気には恵まれ、風の強さも初めてのセーリングにはちょうどよい強さでした。ただ、今年は本当に暑かったです。皆さんのご協力のおかげで、大きく体調を崩したり、怪我をする方もなく無事に終えることができて本当に良かったです。
体験会ではまず最初に陸上でライフジャケットの正しい装着の仕方などの海での安全のお話やヨットが風の力で進む原理や仕組みのお話、操縦する方法をシュミレーションして学んで頂きました。その後レスキューボートに乗って海上にでて、クラブの選手たちの艇に乗ってヨットの操縦を体験してもらいました。クラブに所属する選手たちがサポートや指導をしてくれました。いつも感じるのですが、クラブの選手たちはこの先生役をとても立派に果たしてくれます。優しくサポートしてうまくリードしてくれるので、半時間ほどすると真っ直ぐセーリングする程度なら、参加の子供達はほぼ一人で操船できるようになっていました。 体験者をサポートしているときのクラブの選手たちは、いつもは子供子供した選手が、とてもしっかりしたお兄さん・お姉さんに見えるのです。人に何かを教える事は教える人も一緒に育つような気がしてます。体験会のサポート役を通して選手たちも成長しているような、そんな気がします。お手伝いしてくれた選手たちは立派に先生役を果たしてくれました。選手の皆さんありがとう。 午後からはレスキューボートに乗って沖の海へ行って、海から皆さんの住んでいる街の景色を見て楽しんでもらったり、先生役をしてくれた選手たちの練習の様子を見てもらったり、皆で一緒に大きなディンギーに乗ったりしながらゆっくりと過ごしてもらいました。参加してくれた子供達は全員怖がることなく勇敢にセーリングに取り組んでいました。元気に笑顔ではしゃいでいる子供達の姿を見ることができて一安心しました。いつも思いますが楽しそうな子供達の笑顔を見ると本当にうれしくなります。たくさんの方に身近にある海の事やヨットの楽しさを知って頂ければと思っています。
お子様を連れてきて頂いた保護者の皆様には本当に感謝をしています。とても暑い中一緒に行動して頂き大変だったのではないかと思います。 皆様のおかげで無事に終えることが出来ました。また気軽に遊びに来て頂ければと思っています。この場をお借りして感謝と御礼を申し上げます。/藤田


2023.8.26-27

第13回「海の甲子園」ユースセーリングカップ/2023 西宮セーリングカップ result ILCA 420 album

2023年8月26日、27日の2日間 西宮の海にて「海の甲子園」が開催されました。
兵庫ジュニア ユース部からは、心優・太郎・健斗が、巌は愛媛県からILCA6で出場しました。去年までクラブに所属していた瑠海と蒼士はペアを組み、兵庫代表として420級で出場しました。結果は、ILCA6巌6位(少年男子2位)・心優13位(少年少女優勝)・健斗26位(中学生男子優勝)・太郎30位となりました。420級蒼士・瑠海ペアは3位でした。 レースは2日間にわたり全5レースが行われました。1mから4.5m程の風でしたが、巌はどの風にも対応できていて、2Rではトップフィニッシュしました!1日目の夜には、オンラインクリニックが行われ、その日のスタートなどの画像を見て、振り返りながら解説いただきました。スタート前の見通しを確認している心優が紹介されていて、嬉しかったです。巌以外の3名は海の甲子園初参加でしたが、レベルの高い選手達と戦えた経験は貴重でした。ここから1年また練習して、来年さらに上を目指してがんばろー!
最後に、今大会を開催、運営してくださった兵庫県セーリング連盟、セーリングスピリッツ協会、海の甲子園実行委員会、ご関係者の皆さま、本当にありがとうございました。/大塚


2023.8.18-20

第46回西日本オプティミスト級セーリング選手権大会 result A B album

2023年8月18?20日の3日間、福岡市ヨットハーバーにて「第46回西日本オプティミスト級セーリング選手権大会」が開催されました。直近3年間はコロナの影響もあり開催時期が不安定でしたが、今年度は8月開催に戻りました。西日本水域の18クラブから、Aクラスは67名、Bクラスは27名がエントリー。兵庫ジュニアからは、Aクラス11名、Bクラス3名の選手が参加しました。
1日目、午前はAクラス出場選手が使う艇と装備品がクラスルールに適合していることを確認するための計測が行われました。開会式とコーチミーティング後、全艇出艇。当初、風向340°、風速2ktでAP(延期)が掲揚されていましたが、風向110° 風速6ktになり1レース成立。 2日目、午前は風向160°風速7ktで1レース。APH(延期)が掲揚されハーバーで昼食後、風向は北にシフトし風速5?10ktのなか3レース成立。 3日目、風向320?350°風速6?10ktで2レースし、予定されていた7レースが成立しました。 本選手権大会は西日本と東日本で開催されており、今年度高松で開催される全日本選手権の最後の予選大会になります。Aクラス出場選手は出場枠を獲得しようとする選手の真剣さが伝わってきました。また、各艇に航跡が記録されるTractrac装置が設置され、リアルタイムで見守るサポーターとレース後に振り返りを行う選手の姿が印象に残りました。 Bクラスからは、菜々子、純希、菜々が西日本選手権に挑みました。 いつものレースの倍ほどの出走数。スタートできるかな、接触しないかな、など私達親の心配を他所に、兵庫Bクラスの3人組は、いつものようにしっかりとレースをこなしてくれました。2日目は4本もレースがあり、Bクラスの3人にとってかなりハードな1日でした。 親の私たちも参るほどの暑さの中、3人の最後まで集中を切らすことなく走る姿はとても逞しく、成長を感じられました。 この大会で、トップを走り続ける菜々子、シングルフィニッシュや数艇をごぼう抜きする純希、安定して走る菜々、3人とも小さな体ながら、本当によく頑張ったと思います。これからの3人にさらに期待です! 最終結果は、1位:翔伊、2位:葵、3位:太郎、8位:俊忠、9位:夏実、11位:風花、19位:渚、21位:莉子、30位:陽也、43位:蘇鳳、54位:拓実、Bクラスでは1位:菜々子、2位:菜々、12位:純希となりました。
最後になりましたが、日本オプティミストディンギー協会、福岡県セーリング連盟、福岡セーリングクラブ並びに関係者の皆様ありがとうございました。/平野・村中


2023.7.29-30

JOCジュニアオリンピックカップ兼JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップ result album

2023年7月29日~7月30日に和歌山市和歌山マリーナシティ「和歌山セーリングセンター」及び和歌浦湾にてJOCジュニアオリンピックカップ兼 JSAFジュニアユースセーリングチャンピオンシップが、ILCA4クラスは13艇、Aクラスは41艇、Bクラスは15艇の参加をもって開催されました。 兵庫ジュニア海洋クラブからは、ILCA4クラス、心優、太郎、健斗、OPAクラス、風花、俊忠、渚、莉子、蘇鳳、拓実、葵、夏実、陽也、OPBクラス、菜々子、菜々、純希、直輝の計16選手が参加しました。 両日、9.0ktを超える順風に恵まれてILCA4クラス、Aクラスは7レース、Bクラスは5レースが行われました。
Aクラスは、風に恵まれたレースが行えました。 順位は、3位・葵、入賞!おめでとうございます!5位・俊忠、12位・渚、15位・夏実、19位・莉子、21位・風花、24位・陽也、27位・蘇鳳、32位・拓実でした。また、小学生優勝は葵、3位は夏実でした。おめでとうございます! Bクラスは、14ktの風にコントロールを失う選手が多く、苦しいレースとなりました。この経験を次に進む糧にして頑張って行ってほしいです。 順位は、1位・菜々子、優勝!おめでとうございます!4位・菜々、9位・純希、15位・直輝でした。 このレガッタでは、宿泊組は、皆一緒に食事をし、談笑する時間がありました。コロナ禍の時には考えられない時間を持てたことが、選手達にも良い刺激になりました。コーチとの雑談の中での言葉で、2日目のレース、1日目より集中してセーリングして上位に入って喜んで帰ってきた選手達を見ていると、良い時間を持てたと思いました。貴重な言葉をかけていただきましたコーチに感謝いたします。
ILCA4は、心優・太郎・健斗、ユース部から3名の選手が参加しました。全員4.7初レースです!ユース部の練習を本格的にスタートしてまだ間もないですが、練習の成果、手ごたえを感じたレースとなりました。結果は心優4位、健斗5位、太郎6位でした。 LaserはOPより艇体も大きく、セールも30%ほど大きいです。乗り始めたばかりの3人には戸惑いや体力面での不安もありましたが、チームで練習出来たことが今回の結果につながったと思います。 健斗はUFDがつき、入賞を逃しました。数日経っても思い出しボヤいていますが、、「めっちゃ楽しかった。いつか絶対勝ちたい。」と、珍しく?燃えています。今回のレースは、色んな意味で不安を感じていた選手達にいいタイミングで「やる気スイッチ」ONのきっかけになったと感じました。
最後になりましたが、公益財団法人日本セーリング連盟、和歌山県セーリング連盟、和歌山セーリングクラブ他、大会にかかわっていただきました関係者の皆様に感謝申し上げます。良い経験と楽しい思い出を作れました、本当にありがとうございました。/OP川上、ILCA4大塚


2023.7.22-23

2023がまごおり海と風レース result album

2023年7月22日(土)、23日(日)の2日間にわたり、豊田自動織機 海陽ヨットハーバーで「2023年がまごおり海と風Race」が開催されました。海陽ヨットハーバーは2024年2月JODAナショナルチーム最終選考会が開催される非常に大きなハーバーです。夏も青くきれいな海が印象的です。練習先、遠征先として兵庫ジュニアに馴染みの深いハーバーです。 Aクラスは 翔伊、俊忠、葵、夏実、莉子、風花、蘇鳳、拓実の8名、Bクラスは菜々子、菜々の2名で遠征しました。ゴールドフリート・エントリー47名のうち約半数が東日本からの参加で、「これは熱い戦いになるな」と感じました。初日の午後から6~9ノットの風の中3レース。2日目も午後から6~9ノットで2レース、合計5レースしました。
1日目は田中満コーチから「コロオリの力」(仏:force de Coriolis)の説明、風の振れと昼と夜の風向の変化、潮の傾向などを習いました。田中コーチのお話は毎回大変ユーモアに溢れ、とても楽しいのでノートを取り損ねそうになり慌てます。選手は皆真剣に聞いていました。1レース目は風花、2レース目は翔伊と葵がBFDになり、潮の流れが相当強いのかと感じました。夕飯は他クラブの父兄もお誘いして24名で楽しい会食でした。 2日目8:30~日本レーザークラス協会のILCA4紹介講習会がありました。実際に間近でILCA艇を見て講習を受け、目をキラキラさせている選手もいました。 11時ごろの海上風情報は230度3ノットでした。早めの昼食後に、田中美紗樹選手(パリ2024セーリング競技の予選、アリアンツ・セーリング世界選手権など大変多忙なスケジュールの中)がジュニア選手に講義をして下さいました。①スプリットでセイルのシェイプが変わる。②セイルのドラフトが強風で移動する③潮で上りの角度が変わる④スタートラインの見通しの見方、を習いました。選手たちは全員食い入るように田中選手の前に陣取り、田中選手が丁寧にホワイトボードに詳細な図を書いて下さる度にノートに書き写しました。他クラブ選手も気兼ねなくテントに入って勉強する雰囲気が印象的でした。 ゴールドクラスでは上位選手が第4レースでペナルティを受け2回転するなど緊張感がありました。翔伊5位、俊忠13位、葵21位、夏実25位、莉子30位、風花34位、蘇鳳38位、拓実45位と潮流の影響か、緊張しているのか奮いませんでした。シルバークラスではエントリー18名中、菜々子(小5)が首位と1点差で2位になりました。菜々(小4)は3位に入賞しました。連日良く振れる風の中で女子2名の気合いを感じました。積込み運搬などの作業は気温が36度の7/17(日)練習後にレスキュー(折畳み)を積込み、蒲郡の帰路が和歌山遠征の往路になるなど緻密な計画になりました。クラブ員も遠征もが増えたので、運搬表など計画立案の方に感謝しています。これからもクラブ一丸となり、たくさん遠征を経験して行きたいです。全員がさらに成長して強くなれると思います。
最後に、運営してくださった愛知県ヨット連盟、海陽海洋クラブの皆様、関係者の皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。/脇


2023.7.8-9

チームレースクリニック in 広島 album

2023年7月8日、9日に広島観音マリーナディンギーヤードにて開催されました、「チームレースクリニック in 広島」に参加してきました。 コロナが5類感染症に緩和されてコロナ前に戻りつつあるクリニックに兵庫ジュニア海洋クラブからは、風花、俊忠、渚、蘇鳳、莉?、拓実、葵、夏実の8名の選手が参加しました。チームレースは、個々の速さを競うフリートレースと違い、4人1組で1チームとなり2チームのマッチレースを行うもので、個々のスキル、ルールの理解度に加えて4人のチームワークがもっとも大事な要因となるレースです。
1日目:始まりはチームレース用のOP20艇の艤装、レスキュー艇の準備までを選手、保護者で行いました。OPは、全ての艤装品が外されており、艤装品の取り付けからセッティングを上級者が教えている姿が、多々見られて良い雰囲気でのスタートとなりました。次に、講習があり、チーム毎に分かれて、勝敗の条件、レースの作戦の立て方、負けた時は決してミスした選手を責める事のないようにとチーム作りの基本を教わり、海に出て実際にチームレースが行われました。チームレース開始後は、チーム内の連携が取れておらず、一方的な勝利をするチームが多く、拮抗したレースが少ない状況でした。選手達に聞いてみたところ、「今日みたいな風(軽風)が良い。」と言う声でした。和風以上では、チームレースにならないという選手ばかりでした。 2日目:大雨警報が出ている中、1日目の反省を兼ねた講習のあと、2日目のチームレースが行われました。新たに振り分けられたチームの戦いになり、気持ちを高ぶらせて出艇して行きました。しかし。選手の気持ちを折るような大雨、和風の中チームレースは続けられました。正午を過ぎるあたりから風が収まり、軽風、至軽風になり選手達が望む風になり、チームワークの良いチームはレース前から作戦を練り、声掛けなど積極的にコミュニケーションをとって、味方を先に行かせようとする選手が多く見られるようになり、より見ごたえのある展開となり、選手達の吸収力に驚きを感じました。 レース終了後、選手、保護者で片付けを行い、閉会式までの間、新たに友達になった選手達の歓談の輪ができ、フリートレースにはない和気あいあいとした楽しい遠征になりました。このクリニックで多くのことを学び、チームを勝たせるために果敢に挑戦し、ミスしても臆することなく再び挑戦する選手の姿を見て頼もしく感じました。この経験が、今後の成長の一助になると思います。そして、交流が深まった友達もあり今後の楽しみになっていくと思います。
最後になりましたが、私たちに貴重な経験する機会を設けていただきました(公財)広島県セーリング連盟、広島セーリングスクール、(公財)日本セーリング連盟及びチームレースクリニックにお手伝いしていただきました方々に感謝いたします。本当にありがとうございました。/川本・川上


2023.6.15-25

2023 OPTIMIST WORLD CHAMPIONSHIP/世界選手権(スペイン/コスタ・ブラバ) result album

2023年のOP級世界選手権はスペインの北東部カタルーニャ州コスタブラバで6月15日~25日に開催され、兵庫ジュニアからは中澤太郎・藤田翔伊の2名が出場しました。NT合宿や様々な国内レースを経て、6月12日伊丹空港を出発しました。
羽田空港で他の3選手と合流し、荷物が超過しないようパッキングし直すも、ボイド管など特殊な荷物を預けるのに時間がかかり、ギリギリ・バタバタの出国となりました。 乗り継ぎのドバイ空港はびっくりするほど巨大で、次の飛行機乗り場までカートを押して 空港内を35分歩き続けました!!フライト時間も長く、バルセロナに着いた時はほっとしました。コンビニで500mlのコカ・コーラが3ユーロ450円!?と驚きながらチャーターバスに乗りフランス国境に近いコスタブラバへと向かいました。途中天気が急変し雷雨となりました。これから始まる世界選手権 嵐の予感??
<巨大キャンプ・リゾート施設 “Ballena Alegre”> 今回の世界選手権の会場は 巨大なキャンプ施設です。施設の中に全て揃っており(レストラン、プール、スーパー、八百屋、パン屋、お土産ショップ、コインランドリー)宿泊するバンガローから出艇する砂浜まで徒歩1分という立地です。 サマーバケーションも始まっており、キャンピングカーなどでおじいちゃんおばあちゃんと一緒に過ごす家族を多く見かけました。バンガローにも生活に必要なものは揃っており、日本食も自炊できたため、不自由なく過ごすことができました。あまりに快適で 選手たちには海外に来たという刺激がたりなかったかもしれません、、、。



<軽風の予選シリーズ> 計測もパスし(太郎はスペインのNAAIX 他4名はBlueblueが割り当てられる)開会式は 騎馬戦スタイルで入場行進し注目を集めていました。 予選シリーズが始まると、練習日の強風はなんだったのか?というような軽風が続きます。 午後からの軽風で3日間、予選6レースを行いました。日本ではどの大会でも常に上位にいる5人ですが、世界ではなかなか前を走ることができません。 予選が終わり 加原弦季110位(シルバー)以外はブロンズフリートになりました。日本選手の前にいる100人のセーラーとは何が違うのか?何が足りないのか?予選2日目太郎がデンマークの選手に抗議を出しました。上マークまでのクローズでスターボ(太郎)ポート(デンマーク)です。最後まで相手がよけず太郎がタックを返しよけました。相手にもプロテストの意志を伝え、審問にのぞみましたが、結果は却下。全て英語の審問の中で、太郎の自信の無い様子が影響したようです。相手は全く身に覚えがないと言ったそうです。日本の選手は優しすぎるし自信がなさすぎるのではないかと感じました。審問ではメモを持ち込んでもよいため、これだけは絶対に言い切るという英語のフレーズを書いて臨むなど、準備が必要であったと感じました。 コスタブラバは北に行けばすぐにフランスという場所です。ヨーロッパの選手たちは国境を越えて頻繁に遠征レースを行い切磋琢磨しており、技術や道具の情報なども盛んに交換しているように見えました。アメリカなどはセール番号を見ただけでOP人口の違いがわかるほどです。USAのセール番号は23800番台でした。全米選手権は世界選手権よりレベルが高いと言われるほどです。日本の選手は海外での環境・レースに慣れるのに経験値が少なく時間がかかります。陸上でもその違いを感じました。陸にいる時はどの国の選手も子どもらしく騒いで遊んで楽しそうに過ごしています。でも夜になるとスッといなくなり静かになります。風待ちから試合モードへの切り替えも日本選手よりもスムーズにできているように見えました。
<4日連続のAP A> チームレースの日の朝、砂浜が一変します。大潮と遠浅の影響ででサーフィンができるような巻波です。風は穏やかなのに海に出れない、1日中待機してAP Aの判断は午後3時ごろ という日が3日間続きました。チームレースは上位16カ国で行うと発表され、17位以下にいた日本はチームレースに出場することなく終わりました。この頃には選手もサポーターもフラストレーションが溜まり、このままではいけないとキャンプ場を出て長い散歩に出かけました。絶景や遺跡を見て、街でパエリアやジェラートを食べて、皆リフレッシュすることができました。4日目やっと波も出艇できるほどになり、時間を早めて海へ久しぶりに出て行きましたが風がどんどん無くなり海上でAP Aとなりました。そこから突如チームレースが行われ上位16カ国以外の国はハーバーバックとなりました。チームレースは、優勝イタリア、2位スペイン、3位アメリカという結果になりました。
<10日目 大会最終日> 泣いても笑っても最終日です。軽風予報のためこのまま終わるのではないかという心配はありましたが、順風で決勝シリーズ3レースを行うことができました。
2023オプティミスト級世界選手権 スペイン コスタブラバ
 世界57カ国 248名参加 4フリート 予選6レース 決勝3レース
 94位 (シルバー) 加原弦季 予選34-12-49-19-39-24位   決勝34-17-25位
 129位 (ブロンズ) 角森未岬 予選49-39-17-35-35-14位   決勝29-2-25位
 142位 (ブロンズ) 岩波将吾 予選27-STP48-33-34-37-13位 決勝16-UFD63-18位
 156位 (ブロンズ) 藤田翔伊 予選42-33 49-32-37-43位   決勝20-12-33位
 167位 (ブロンズ) 中澤太郎 予選37-28-55-UFD63-44-20位 決勝 21-40-31位
2023オプティミスト級ワールドチャンピオンはスウェーデンのHenric Wigforss選手です。
 1位 (SWE )Henric 予選1-3-3-4-2-1位  決勝7-9-61位
 2位 (USA) Travis 予選3-4-1-22-1-1位 決勝1-2-60位
決勝シリーズ最終レース前 1レースカットが入った状態でHenric 10点(4点カット)Travis 10点(22点カット)という状況です。迎えた運命の最終レース、、、二人がどのようなレースをしたのか、是非Tractracで見ていただければと思います。最後は勝ちたいという気持ちなんだと改めて勝負のすごさを感じた最終レースでした。日本チームにはその必死さが少し足りなかったのかもしれません。でも、まだまだ伸びる要素のある5人です。今回の経験をOPでも、それ以降の艇種でも是非活かしてこれからのセーリング人生を楽しんでいってほしいです。OP級はセーリングの入門艇です。世界には本当にたくさんのOPセーラーがいます。太郎は今年でOP級卒業です。小2から中3まで長いようなあっという間に過ぎたようなOPと共に成長してきた濃い8年間でした。この経験値は本当に宝物です。翔伊はまだまだOPが続きます。追う立場から追われる立場になるので苦しい時がでてくるかもしれませんが、持ち前のセンスに今回の経験をプラスして兵庫ジュニアを引っ張っる存在になってほしいです。
世界選手権という素晴らしい経験の機会をサポートして頂いたJODAの皆さま、岩波監督、加原コーチ、藤田国代表、日本から熱い応援を送ってくださった皆さまに心からお礼申し上げます。
来年2024の世界選手権はアルゼンチンです。開催時期は12月だそうです。アルゼンチンの空港までとても遠いですが、空港から車でさらに700キロ移動との説明でした。お肉が美味しく、よく吹くところだそうです。再来年2025の世界選手権はヨーロッパにあるスロベニアです。日本よりも小さな国でOP人口は70人ほどだそうですが、セーリングに力を入れています。素晴らしい景観の国です。OPセーラー頑張れ!!世界は本当に広いです。/中澤


2023.6.10-11

2023 OP級関西選手権 result AB album

2023年6月10日(土)、11日(日)の2日間にわたり、京都府宮津市の田井宮津ヨットハーバーで「2023年OP級関西選手権」が開催されました。田井宮津ヨットハーバーは、天橋立が目の前にあり、青くきれいな海が印象的でした。遠征先としては比較的近いのですが、コロナ禍で関西選手権が中止されていたこともあり、参加者全員が初めての訪問となりました。 Aクラスは風花、蘇鳳、俊忠、渚、葵、夏実、陽也、Bクラスは助秀、莉子、咲帆、菜々子、純希、菜々、直輝の、合計14名が出場しました。大会全エントリー42名のうち3分の1が我々兵庫ジュニアという大所帯での参加になりました。
宮津は普段、風が吹かないことも多いそうですが、初日4?7m/sの風の中4レースを消化。2日目も、危ぶまれた雨もほとんど降らず、最終の3レース目こそ風がなくなり途中で中止となったものの、なんとか2レースを消化。2日間合計で6レースを行うことができました。 そして、京都府立青少年海洋センターでの宿泊は、久しぶりに親とコーチ、選手達が、それぞれ大部屋での宿泊となり、寝不足が懸念される盛り上がりとなりました。 しかしながら、Aクラスでは葵の優勝を始め、上位10人中5人が兵庫と、多くの選手が上位に食い込む大健闘でした。 葵は5年生ながら、中学生達を抑えて終始首位を守るナショナルチームメンバーにふさわしいパフォーマンスを見せました。夏実はコンスタントにシングルを重ね4位で小学生ながら堂々の女子優勝。俊忠は調子に乗れない中、一度はトップフィニッシュしましたがプロテストでそのレースも失格と、悔しい6位。風花は初日オールシングルでしたが、中学2年と言うこともあり2日目の弱風に苦しんで9位。渚は、2日目の第5レースで3位!に入る快走で10位。蘇鳳は弱風に苦労しましたが、最後まで諦めず2日目に順位を上げて18位。陽也はAクラスに出場して間もないながら、第1レースに5位を取る健闘で26人中19位を獲得しました。また、レース後には表彰式が予定より遅れるほど多くの審問が行われ、兵庫では夏実と俊忠が失格となりました。初めての審問では緊張から何も言えず、涙を流すこともありました。今回も、上位に入った選手も、そうでない選手も、それぞれの選手にドラマがありました。 Bクラスでは、菜々、直輝の初トップフィニッシュや、莉子と菜々の姉妹対決は本人達にはとても良い経験になったと思います。菜々子はOCSなどついてしまったものの、持ち直して安定した走りを展開。助秀もいつも通りの走り、そして何よりもセーリングを楽しむ姿を見せてくれました。また、咲帆のシングルでのフィニッシュや、純希の追い抜きなど、選手達各々が最後まで諦めずセーリングをする姿はとても見ごたえがありました。 結果は莉子2位、菜々3位と姉妹入賞でした。全員がこの二日間で得たものをさらに伸ばして成長してくれると思います。 最後に、運営してくださった宮津ジュニアヨットクラブの皆様、関係者の皆様に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。/猿田・桧垣


2023.5.27-28 6/3-4

海ごみゼロフェスティバル album

5/27、28と6/3、4の週末で、B&G兵庫ジュニア海洋クラブでは『海ごみゼロフェスティバル』を開催いたしました。昨年も行った、海面に浮くごみと、ハーバー周辺のごみを回収するイベントです。
当日は朝のミーティングで海洋プラスチック問題について話し、熱中症対策にラベルレスペットボトルを配布しました。ゴミになるラベルをなくし、リサイクルしやすくした商品です。みんなが環境に対する意識を高め、声を上げ、行動する事で、法律が変わり、メーカーが動いた事例として紹介しました(箱買い用であれば、内容量や原材料は段ボールに書けば良いと法律が変わりました)。一人一人が行動することの大切さを説明したつもりです。 また、事前に配布していたボールペンが、実は海から回収した海洋プラスチックごみをリサイクルして作ったボールペンであることも話し、このボールペンを使うたびに海洋プラスチック問題について思い出してね、と話しました。 5/28は、海上だけでなく河口のごみ回収も行ったところ、缶やペットボトルなどのよく見る海ごみだけでなく、体重計や、貝に覆われて完全に自然と同化しているミシンなども発見されました。残念ながら、意図して破棄されたゴミです。 6/3,4は、台風の通過直後ということで、海には大量のごみが浮いていました。南風だったので、ゴミが沖に流れていかなかったのかも知りません。選手たちは、まずは岸に近いところでフォローザーリーダー。からの、一文字の防波堤までローラー作戦のように走りながらごみを回収しました。みんな思った以上に頑張ってくれたので、選手たちが拾ったごみを回収するレスキュー艇の床は、まるでゴミ屋敷のようになりました。(写真参照)
海から回収したゴミは、ペットボトル,食品トレイ,発泡スチロールが多く、海洋プラスチック問題を身近に感じるきっかけとなりました。秋にも一日、海ごみゼロフェスティバルを予定しています。/久保田


2023.5.3-5

2023 JODAナショナルチーム合宿 album

2023年5月3日から5日の3日間、愛知県蒲郡市の海陽ヨットハーバーで様々なプログラムが実施されました。毎日暑いぐらいの良い天気で、午後にかけて風が上がってくるおだやかな天気でした。
海上練習では艇やセールの細かなセッティングの調整を試行して、仲間同士で競い合いながら常にスピードを意識して練習をしました。コーチからはシートトリムや艇のバランス・体の使い方などたくさんのアドバイスをもらいました。3チーム合同でフリートレースやチームレースもたくさん行いました。 選手たちは合間の時間を使って、合宿恒例のチームフラッグを作りました。チームで相談しながらデザインを考えて、プレゼンテーションの内容を話し合い、最終日に完成させたフラッグを審査員・保護者の前で紹介しました。フラッグに描かれたチームのアイデアを発表して、次々に出てくる質問にていねいに答えていました。印象に残っているのはアジアチームのブラッグに書かれているラクダさんの耳が少し大きく書かれている事に「どうしてですか?」の質問に、「僕はウサギを飼っていて、つい、大きく描いてしまいました。」と描いた選手の答え。ほっこりと癒やされた感じがしてとても楽しいプレゼンテーションでした。どのチームも素敵なフラッグが出来上がりました。
他にも朝の竹島までのウォーキングや体操、懇親会(大盛り上がり)があったり、選手も保護者も朝から晩まで大忙しの3日間。参加した選手は無事に全てのプログラムを全て終えることができました。最後に閉会式で選手たちは認定書を授与され、正式に日本代表選手になることができました。 最終日にセーリングしている選手たちを見ていてふと感じました。セーリングが変わっていることに。彼らは強い意志を持ってセーリングに取り組んでいることがよく分かりました。日本代表としての心構え、チームビルディング、セーリング技術のレベルアップ、選手たちの成長の早さにはいつも驚かされます。 いよいよ世界の舞台に向かいます。きっと素晴らしい経験になるはずです。この合宿で得た経験を生かして、力いっぱい戦ってほしいと思っています。そしてたくさんの友人を作ってきてほしいと願っています。私達も応援しています。
この合宿を開催して頂いた日本オプティミスト協会の皆様、参加選手の保護者の皆様、準備や進行にお世話になり本当にありがとうございました。素晴らしい経験をさせていただきました。この場を借りて厚く御礼を申し上げます。/藤田


2023.5.5-7

第12回西日本ジュニア・ユース交流セーリング選手権大会 result A B アトランタオリンピック記念レース B album

【Aクラス】2日間ともに前線の影響による強風と大雨に振り回されるレースだった。 5月6日、初日はレース委員長により、ハーバー沖で実施されるILCAのレース海面を迂回して全艇曳航で沖合の海面まで行くという、選手及び支援艇にとってイレギュラーであり、悪天候下での長い曳航という慣れない環境に戸惑う選手が散見された。 レース海面は沖合に出たこともあって、風軸は200°で安定したものの、スタート前までは平均15knot、ガストで20knotを超える強風。陸風であるにも関わらず 波が立ち、断続的な土砂降りの雨で視程も悪く、筆者がいた3マークから1マークが視認できないタイミングがあったほど強い雨が降っていた。 そのような悪天候であったが、兵庫の選手4名は日頃の練習の成果を発揮すべく、勇猛果敢にスタートラインの第一線でのスタートに挑み、強風下でも臆することなくハイクアウトしながら1マークを目指している様子だった。悪天候により1レースのみ実施となったが、選手は沈や悪天候に負けることなく集中してセーリング出来ていたと思う。 翌日は前線の通過により、風向は初日から大きく変わり35°?40°となりレース海面は沖合ではなくハーバー沖になった。 ハーバーの防波堤と島の間という狭いエリアであり、コースは初日のトラべゾイドからソーセージ2周に変更され、クローズホールドでのコース取りが難しい中で2レースが実施された。2日目に選手を苦しめたのは、レース海面の東側にある島によって風がベンドすることに加えて、島の影響によりスタート付近と1マーク付近で風向や風速が異なる点であろう。実際に下マークで筆者が体感する状況と無線から聞こえてくる上マークの風情報は大きく異なり、レースを俯瞰的に把握できない選手にとっては、難しいコースになったと思う。/脇
【Bクラス】Bクラスからは、莉子、菜々子、菜々の3人が出場しました。 初日の午前中は強風の為、海上で行われる予定のレスキュークリニックが、陸上で行われました。 他クラブの方との意見交換なども行われ、交流を深めると共にレスキューの大切さを学びました。 午後は6m/sと良い風が吹き、1レースのみのアトランタオリンピック記念レースは莉子4位、菜々子OCS、菜々DNFという結果に。 2日目の交流セーリング選手権大会は2レース行われましたが、風が急激に落ち、制限時間内にフィニッシュできない選手が多く見られました。 3日目はうってかわってBクラスにはとても辛い波風となり沈艇続出。 莉子、菜々は体調不良の為DNC。2人の気持ちも背負い、菜々子は爆風の中出艇。とても怖かったと思います、こちらもハラハラした気持ちで、無事を祈りながら見守りました。 DNFという結果にはなりましたが、小さな体で本当に良く頑張ったと思います。出艇した勇気に拍手です。 交流セーリング選手権大会の結果は、菜々子16位、莉子17位、菜々25位。
今回のレースでは、体調管理、時間管理の重要さ、そしていかにレスキューが大変で大切かを知ることができました。 日頃の練習からしっかりと子供達の安全を守り、また次のレースに向けて頑張っていこうと思います。 準備してくださった高松海洋クラブの皆様、お世話になりました。 そして悪天候の中、他クラブの皆様とレース運営をする事ができ、とても勉強になりました。皆様本当にお疲れ様でした、ありがとうございました。/村中


2023.4.15-16

2023 MAIN STAGE兵庫ジュニアオープン選手権 result AB album 海の音-umi no oto-by FURUNO

4月15~16日、兵庫県立海洋体育館において「2023 MAIN STAGE兵庫ジュニアオープン選手権」が開催されました。昨年はコロナ禍のため3年振りに7月に開催されましたが、今年は例年通りの4月開催となりました。西は大分県、東は東京都から、Aクラス43名、Bクラス23名、計66名もの選手が集まり大いに盛り上がりました。 B&G兵庫ジュニア海洋クラブからは、Aクラス:太郎、風花、渚、俊忠、翔伊、蘇鳳、祥史、夏実、陽也、葵、Bクラス:莉子、助秀、菜々子、咲帆、純希、菜々の計16名が出場しました。
初日は悪天候の中、2日目も天気は回復しましたが7~7.7mの強風の中、2日間でA、Bクラス共6レース行われました。 ナショナルチームの選手が多く参加したAクラスは、レベルの高いレースが繰り広げられました。 Bクラスは沈艇やリタイヤ艇も多く見られ、選手達にとっては厳しい条件のレースでしたが、第2レースでの助秀、莉子の1・2フィニッシュ、第4レースの菜々子、第5レースの莉子のトップフィニッシュシーンを近くから確認する事ができ、運営艇内も盛り上がりました。
Aクラスの結果は、葵(4位)、太郎(5位)、翔伊(6位)、俊忠(18位)、風花(21位)、夏実(24位)、渚(26位)、蘇鳳(30位)、陽也(36位)、祥史(41位)でした。葵、太郎、翔伊入賞おめでとう。 Bクラスは莉子(4位)、菜々子(5位)、助秀(10位)、咲帆(17位)、菜々(18位)、純希(19位)でした。莉子、菜々子入賞おめでとう。デビューレースの咲帆、菜々、軽量の純希は強風続きの大変ハードな2日間でしたがよく頑張りました。 今大会で満足のいく結果を残せた選手、納得のいかなかった選手も、次の大会に向けて練習頑張りましょう!
最後になりましたが、この大会を無事に開催できたのは、ご参加いただいた皆様、ご支援いただいた多くの企業の皆様、大会運営にご協力いただいた関係者の皆様のおかげであり、クラブ員一同大変感謝しています。今後も「MAIN STAGE兵庫ジュニアオープン選手権」をよろしくお願いいたします。/宮﨑


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