ジュニア,ヨット,セーリング

B&G兵庫ジュニア海洋クラブ

HOME体験会クラブ紹介2221201918171615141312librarylink

2022 活動レポート

2023.2.22-26

2023年JODAナショナルチーム最終選考会 result album

2023年2月22~26日、蒲郡の豊田自動織機海陽ヨットハーバーにて、「JODAナショナルチーム最終選考会」が開催されました。全日本選手権の、中3を除いた上位40名のみが参加できる国内最高峰のレースです。兵庫ジュニアからは、太郎(中2)、翔伊(小6)、俊忠(小6)、葵(小5)、夏実(小5)が出場しました。今年は中3が抜けたことで、一気に年齢層が若返りました。
【DAY0 2/22(水) 計測日】午前中、全員が無事に計測を終え、午後はセッティングの確認をするために海へ出ました。中澤コーチからは、楽しむことと、「やった?!」の姿で帰ってくるイメージを持つことの指導がありました。小学生が多いこともあり、まずは緊張をほぐしてもれるのは助かります(子供が笑顔になることで親の気持ちも楽になる。※筆者は選考会の場は初めて)。冬の蒲郡とは思えないぽかぽか陽気と心地よい風の中、走り比べを中心に練習を行い、それぞれスピードの感覚を再調整。特に最近不調だった太郎の走りが、目に見えて改善されたのが分かりました。さぁ、明日から本番です。
【DAY1 2/23(木) レース1日目】4~6m/sの予報。曇り空。昨日のようなぽかぽか陽気ではありませんが、皆が走りやすそうな風です。1レース目、風10kn、風軸315°、距離0.6NM。1マークを2,3位で回航した翔伊,葵がそのままの順位をキープしてフィニッシュ。実はフィニッシュ直前でトップに躍り出た翔伊は、フィニッシュラインを間違えて、フィニッシュ艇とメディア艇の間を切ってしまうというハプニングがありました! 気づいて戻り2位でフィニッシュしたのですが、トップ艇がフィニッシュした時も、翔伊がフィニッシュした時もホーンが鳴らず、まさかUFD!?とレスキュー艇の中もざわざわし、『さすが藤田家はやってくれるな~』などと言いながら始まった選考会なのでした。暫定順位は、2位翔伊、3位葵、10位太郎、18位俊忠、25位夏実。2レース目、風10kn、風軸315°、距離0.6NM。1マークを14位で回った葵が6位まで追い上げてフィニッシュし、暫定1位に! 暫定4位翔伊、6位太郎、17位俊忠、29位夏実。 3レース目、風6kn、風軸320° 距離 0.5NM。翔伊のスタートが決まり、タックするとみんなの前を通過して有利なポジションへ。1マークを1位で回ると、そのまま1位でフィニッシュ! 太郎も1マーク・フィニッシュともに4位につけ、暫定は2位翔伊、4位葵、5位太郎、13位俊忠、29位夏実。調子が上がりきっていない俊忠ですが、初日をしっかりNT圏内で終えています。夏実も頑張れ。3マーク回航直後、ホープレスを長く走りすぎだぞ~。(筆者:夏実父 笑) 夜、中澤コーチからは、暫定順位を意識させすぎないためのフォローがありました。
【DAY2 2/24(金) レース2日目】この日は曇り時々雨。しっかりと寒いです。4レース目、風8kn、風軸260°、距離0.5NM。スタートしてしばらくすると風が右に触れ、左に伸ばしていた選手は苦しい展開に。1マーク以降はさほど入れ替わらず、4位葵、太郎5位、7位夏実。夏実シングルおめでとう! 暫定順位は、1位葵、3位太郎、6位翔伊、20位俊忠、22位夏実。5レース目、風5kn、風軸310°、距離0.6NM。今大会一番の微風戦となり、太郎のみシングル8位。太郎は安定してシングルを量産していきます。暫定順位は、2位葵、3位太郎、8位翔伊、21位俊忠、25位夏実。6レース目、風6kn、風軸325°、距離0.6NM。太郎、俊忠が10位台でフィニッシュしましたが、葵、翔伊は20位台。しかしここでカットレースが入り、葵はこれがカット。暫定順位は、2位葵、3位太郎、9位翔伊、19位俊忠、28位夏実。
【DAY3 2/25(土) レース3日目】7レース目、風16~25kn(公式発表値)、風軸320°、距離0.6NM。ついに本領を発揮してきた蒲郡の風。最大34knを超えていたとのこと。軽量級の選手にはつらい戦いとなりました。1マークをシングルで回れたのは翔伊のみ。葵と夏実は今大会初のDNF。翔伊・太郎・俊忠は、この風の中、後半で順位を上げたのは素晴らしかったです。暫定順位は、3位太郎、6位翔伊、7位葵、21位俊忠、29位夏実。沈しながらもシングルに入っている選手が何人もいたようで、それだけ走れる選手と走れない選手の差が開いていたということ。フィニッシュできたのは、40艇中25艇でした。このレース後、ハーバーバックとなり、選手も親もほっと一安心。陸で温かいご飯を食べることが出来たのは良かったです。今日はこれでもうノーレースかと思いきや、午後にD旗掲揚! 葵選手のつらそうな表情を初めて見たことで、筆者も改めてこの日の海況の厳しさを感じました。みんな、頑張ってくれ!8レース目、風23~25kn(公式発表値)、風軸310°、距離0.5NM午前より吹いています…。太郎にそろそろオレンジ旗が上がることを伝えに行くと、『これレースするの!?』と驚いた表情。筆者も同じ気持ちです。もはや、レースというより、サバイバル。7レース目は我が子のフィニッシュを願っていましたが、8レース目はもう、ただ無事に帰ってくることを願っていました。最後尾が1マークを回る前に先頭が3マークを回ってしまうほど散ってしまうので、筆者の乗るレスキューは2マーク下側で全体を見ていました。『1マーク手間で上れずに苦戦しているのが我が子かな…』と不安に思いつつふと左側を見ると、ポツンと1艇、2マークに近づいている我が子のセールナンバーが!諦めずに帆走している…。感動と安心で、涙が出そうに。。。結局、このレースでフィニッシュできたのは7艇だけ。兵庫では翔伊だけがフィニッシュできました。2日目に順位を落としていた翔伊は、この爆風の中で見事に調子を取り戻しました。暫定4位太郎、6位翔伊、9位葵、18位俊忠、30位夏実。俊忠までが、NT圏内に残っています!
【DAY4 2/26(日) レース4日目(最終日)】9レース目、風18kn、風軸320°、距離0.6NM。この日もなかなかの強風。最大で30knは吹いていた模様。翔伊は1マークを2位で回航。この日の調子も抜群です。太郎は26位、あお、とし、夏実は苦戦し、ほとんど最後の方で回航しています。このレースを終えて、暫定順位は4位翔伊、6位太郎、14位葵、22位俊忠、33位夏実。10レース目、風16kn、風軸325°、距離0.5NM。風が若干落ち着いてきたかと思うと、スタート前に毎回吹き上がってきて、強風が苦手な選手のメンタルを削っていきます。兵庫勢では翔伊のみシングルでフィニッシュ(4位)。俊忠は根性の走りで11位(今大会2回目)。10レース消化したことで、カットレースが増えました。暫定順位は、3位翔伊、6位太郎、14位葵、22位俊忠、34位夏実。太郎は、何としてもあと1つ順位を上げてワールドNTになりたいところ!頑張ってくれ!11レース目、風19kn、風軸320°、距離0.5。12:35スタート。時間的に、これが最終レースです。最後まで風は衰えず、多くの選手がスプリットを抜きながら走っています。そんな中、翔伊はフルセール&フルハイクでカッコ良く走っています。1マークを4位で回航。翔伊の安定した速いセーリングは、見ていて安心できます。最後は3位フィニッシュして、見事ワールドを決めました。おめでとう!一方、暫定6位の太郎は、暫定5位の選手とは4点差。しかし、1マークをなんと22位で回航。非常に厳しい展開。しかも、太郎と7点差で暫定7位だった選手が、会心の走りで2位フィニッシュ。太郎は少なくとも8位に入らないとワールドに入れない状況ですが、1マークの順位を考えると絶体絶命。翔伊らが続々とフィニッシュしていく中、太郎の姿は…、なんと予想よりもかなり早く現れました。太郎は最後の上りを奇跡の猛チャージで8位フィニッシュ! 暫定7位の選手を1点差で押さえました。レスキュー艇も興奮状態。この時、暫定1~4位の選手の姿は確認できたものの、暫定5位の選手を発見できず、もうフィニッシュしてハーバーに向かっているのか、順位を落としてまだ走っているのか分からず、太郎のワールド進出がどうなったのかは公式発表を待つしかありませんでした。このレース、アジア圏内をキープしたい葵は24位、なんとかアジアに食い込みたい俊忠は19位でした。昨日から、DNFが続いていた夏実は、最後に根性を見せ28位でフィニッシュ。本領を発揮した蒲郡の風とよく戦いました。
総合成績は、3位翔伊、5位太郎、ワールドNTおめでとう! 太郎は最高に素晴らしい感動ドラマを見せてくれました、ありがとう! 15位葵、アジアNTおめでとう! 今年の最年少NT(5年)、凄いです。伸びしろがまだまだありそうで末恐ろしいくらいです。 20位俊忠、あと2つ上がっていればアジアでした。惜しい! 大しけと猛者たちの中でもいい走りが何本もあったので、来年に期待です! 34位夏実、Aクラスデビューした西日本から、物凄い勢いで色々な経験を積むことができました。次の1年間でさらに強くなって、来年こそNTへ!
本大会では、NTになって世界に挑戦する選手も、残念ながら今回はNTになれなかった選手も、強くなるための貴重な経験ができたと思います。主催の日本オプティミストディンギー協会様、大会運営の愛知県ヨット連盟様、ホストクラブの海陽海洋クラブ様、運営にかかわってくださった皆様、ご尽力ありがとうございました。また、会場および海上で良くしてくださった全国クラブの皆様、いつも助けていただきありがとうございます。/久保田


2023.2.10-11

2023年第35回和歌山コールドカップ result album

2023年2月10日-11日に「2023年第35回和歌山コールドカップ」が、和歌山県和歌山セーリングセンターにて開催され、参加してきました。 各水域のクラブよりAクラス23名、Bクラス13名、計46名のエントリーがあり、B&G兵庫ジュニア海洋クラブからは、太郎、風花、渚、俊忠、翔伊、祥史、蘇鳳、夏実、葵(以上Aクラス)、莉子、菜々子、純希(以上Bクラス)の12名がエントリーしました。 寒い冬の海で積み上げてきた練習成果の確認が今回のレースの目的でした。 二次選考に挑む選手、Aクラスで全日本出場枠獲得を目指す選手、Bクラスでレベルアップを目指す選手、それぞれが目標に向かって元気に出艇していきました。
初日は寒く、北寄りの時折強いブローが降りてくる難しいコンディション。Bクラスに出場した選手は泣いてしまったり、フィニッシュできなかったり。それでも第2レースで2位フィニッシュした莉子、レース毎に成長を見せた菜々子、全レースリタイヤしたものの上マーク迄は頑張って走り切った純希。途中で諦めることなく、みんな最後まで海上にいました。本当によく頑張りました。Aクラスは太郎、俊忠、翔伊、葵が強風の中でも安定したスコアを重ねていきます。第2レースで俊忠、翔伊がUFDとなりますが、カットが入れば大幅に順位が上がります。風花、渚、祥史、蘇鳳、夏実もそれぞれ成長と課題が明確になった、とても実りのある一日でした。
二日目は初日とうって変わって春の陽気。長い時間海上で風待ちとなりました。筆者はこの時間が大好きで、子供達とたわいもない話をするのがとっても楽しいです。昼前にそよそよとシーブリーズが入ってきたところで、2レースが行われました。Aクラスは初日を2位で終えた翔伊が1位-2位で圧巻の逆転優勝、葵がコツコツと粘りの走りで3位入賞! とても見ごたえのあるレースでした。Bクラスも、完走が目標の純希が最下位から5艇をごぼう抜きして8位フィニッシュ!そして、兄妹の俊忠と菜々子がそれぞれトップフィニッシュを飾り、この日最大の見せ場となりました。
大会を通して田中コーチの熱い指導のおかげもあり、選手たちは二日間で沢山の事を学ぶことができました。そして新たな課題や目標を見つけたと思います。 とても充実した2日間になりました。
最後になりましたが、和歌山県セーリング連盟様、B&G和歌浦海洋クラブ様、和歌山ジュニアヨットクラブ様、NPO法人和歌山セーリングクラブの皆様、大変お世話になりました。 楽しい大会を開催して頂き本当にありがとうございました。/木下


2023.1.7-9

第5回SAILFAST CUP result album

2023年1月7日~9日 愛知県蒲郡市豊田自動織機海陽ヨットハーバーで第5回SAILFAST CUPが開催されました。 全国から46名の選手がエントリーし、B&G兵庫ジュニア海洋クラブからは太郎、風花、俊忠、夏実、蘇鳳、葵の6名がエントリーしました。 総エントリー46名の内、来月同地で開催されるJODAナショナルチーム最終選考会に出場する選手が30名と次世代を担うトップ選手たちが集結しました。
初日の朝はほぼ無風、出艇したもののハーバーバック。午後から6-10ノットの風で2レースのみ成立しました。初日2レースを終えた暫定は太郎が2位!葵10位、俊忠22位、夏実31位、風花37位、蘇鳳45位でした。 2日目の風予報は12-15ノットと最適な風だった為8:35にD旗が掲揚され、夕方までみっちり5レース行うことができました。真冬の蒲郡の風はとても冷たく厳しい環境です、リタイヤする艇も数艇ありました。そんな厳しい環境の中、兵庫ジュニアの選手たちは全員完走しました。7レースを終えた暫定は太郎3位!葵13位、俊忠24位、夏実38位、風花44位、蘇鳳46位でした。 3日目も朝から風に恵まれて8:40にDが掲揚されました。1本目からゼネラルリコールとなり、ブラック旗が揚がりました。最終日という事もあり選手たちの気持ちが前に出ているせいなのか、その後もゼネラルリコールが続きましたが、オールクリアでスタートできました。最終日は3レース行うことができ、大会3日間を通して全10レースを完了してレガッタを終了しました。 最終成績は、太郎4位、葵10位、俊忠20位、夏実29位、風花44位、蘇鳳46位という結果でした。どの選手も最後まで諦めることなく自分の力を出し切りました!このレースは、来月開催される選考会の模擬レース的な位置づけです。今回のレース結果を踏まえて、選考会に出場予定の選手は最終調整の段階にはいります。みんな頑張れ!
最後に大会を運営してくださったSAILFAST様また、運営サポートしてくださった全ての方々に感謝申し上げます。/堀野


2022.12.24-25

別府クリスマス合宿 ~豊予海峡交流圏域の海のプラスチックごみを減らしきれいな海と生き物を守るセーリング事業~ album

大分県別府市の北浜ヨットハーバーで12/24~12/25の日程で開催されました。兵庫ジュニアからは巌・葵・蒼士の3人で参加してきました。 到着のその日は雪がちらちらと降っているとても寒い朝でした。雪の影響で苦労しながらハーバーに来られた方もいらっしゃいました。 私達はフェリーで別府へ向かいました。夜明けの薄明かりの中、別府港に入るフェリーから真っ白に雪化粧した鶴見岳が目に飛び込んできました。船から見た別府湾の雄大な景色がとても綺麗でした。 それから天気は徐々に回復し、日差しも出てきました。選手たちは艇の準備をして、いよいよクリスマス合宿がスタートしました。
今回、特別コーチとして榮樂洋光さん、今村公彦さん、外薗潤平さんが参加して下さり、田中満コーチと共に選手達を指導して下さいました。 選手たちはILCA班、OP-A1班、OP-A2班、OP-B班の4つの班に分かれ、各コーチの元でトレーニングを行いました。 巌選手はILCA班で、葵選手はOP-A1班で練習参加です。私と蒼士は田中コーチのボートに乗せてもらいOP-A1班の練習に参加させてもらいました。 海上練習の前はそれぞれの班で担当のコーチから艤装や操船技術、海上練習で行う内容や目的など十分に時間をかけてミーティングがありました。 どの班も和気あいあいとした雰囲気のミーティングでした。選手だけではなく保護者の私達も一緒に聞くことができたので、私自身とても面白くて大変勉強になりました。 とても印象に残ったお話がありました。練習の終わりの全体ミーティングで外薗さんからからあったお話です。
・うまくできない時、失敗してしまった時、決して人のせいにすることなく自分自身を反省して新たにチャレンジする事。
・レースや普段の生活の中でも仲間や周りの人達に感謝してリスペクトする姿勢を忘れない事。
・謙虚な姿勢を忘れず、周りの人達と接する事。
トップクラスの選手が心掛けている姿勢に感銘を受けました。 子供達にはこのお話をしっかり心にとめてくれると良いなと思いました。とても良いお話を聞くことができました。
OP-A1班は1日目はスピード練習を中心に動作の反復練習、2日目はレース形式でコーチのアドバイスを直接受けながら実践練習を行いました。 2日間通して特徴的な強弱の強い風、振れもあったので操船の難しい海面だったと思います。まだ体の小さい葵選手は強いブローが入った時も懸命に走っていました。コーチの指示をよく聞いて一生懸命に頑張っていました。 ILCA班の巌選手は榮樂コーチのトレーニング・アドバイスがとても為になったと話していました。海上の巌選手を見た時、私は彼の走りに積極性を感じましたし、何より合宿の間、楽しそうに過ごしていたのを見てとてもうれしく思いました。 両日ともハーバーへ戻る際には選手全員で虫取り網で海上のゴミを拾いながら環境活動にも取り組みました。 コーチからは貴重なお話を沢山聞くことができました。選手たちは来年の目標に向けてクリアすべき課題を見つけることが出来たと思います。
夕食の後、ハーバーのそばでクリスマスイベントがあり花火を楽しむ機会がありました。音楽に合わせての演出が素敵でたくさんの人で盛り上がりました。 中3二人が夜遅くまで大人の中でいろいろな話ができるようになっていた事に驚きました。ついこの間までは小学生だったのに、彼らの経験してきたことがあって、大人になってきているのだなと意外な発見でした。 私は初めてクリスマス合宿に参加させていただいたのですが、とてもすばらしい経験でした。参加されていた選手や保護者の皆さんといろいろなお話させていただいてとても勉強になりましたし楽しかったです。 連日連夜、盛りだくさんの楽しい2日間でした。
B&G別府海洋クラブの皆様、暖かく迎えて頂き本当にありがとうございました。ぜひぜひ来年も参加したいと思っています。/藤田


2022.12.13-20

2022 IODA Asian & Oceanian Championship/アジア&オセアニア選手権(インド/ムンバイ) result fleet teamrace album

開催地:インド・ムンバイ 期間:12/13~12/20 (12/10出発・12/21帰国) 参加艇数:101艇
監督:鈴木 あづさ 国代表:加原 奈緒子 コーチ:中澤 剛士
参加選手:有本 心優(中3)蔭山 陵(中3)嘉手川 浬帆(中3)北川 敦朗(中3)鈴木 しおん(中3)兒島 惟高(中2)中澤 太郎(中2)岩波 将吾(中1)加原 弦季(中1)
成績:1位タイ、2位シンガポール、3位シンガポール、4位シンガポール、5位タイ、11位鈴木しおん(アジア女子3位)16位、加原弦季18位、岩波将吾25位、中澤太郎28位、兒島惟高31位、有本心優32位、嘉手川浬帆41位、北川敦朗66位、蔭山 陵
チームレース成績:1位シンガポール、2位タイ、3位日本(有本・岩波・加原・中澤)



【長い長い準備期間・あっという間の大会期間】2022年2月、蒲郡でのNT選考会で10名のアジア・オセアニア選手権のメンバーが決まった。開催地は 韓国・麗水(ヨス) 日程は未定。しばらくして日程は4月末に決まるも、コロナの大流行により8月に延期される。さらには韓国が開催を辞退し、開催国を探すところからに、、、大会に向けて準備をするも、開催されるかどうかもわからない状況下でのモチベーションの維持が難しく、またメンバー10名中6名が中3で進路にも関係する時期と重なっており、本当に長くしんどい期間であった。インドのムンバイで12月に開催されることが決まり、やっと、とほっとした思いであった。 開催が決まってからはさらに入念な準備と、様々なレースでそれぞれが経験値を上げ12月10日にインド・ムンバイに向けて日本を出発した。
【インドという国】人口14億、エネルギーに溢れている印象を受けた。予想はしていたが、12月の日本から真夏の30度越えのムンバイは、皆体が慣れるまでに数日かかった。そのことを見越して前入りしていたため、レースが始まる頃には慣れることができた。また飲み水には要注意と聞いており、日本から水を持ち込む選手がほとんどであったが、幸運なことにホテルの衛生管理がしっかりしており、提供されるミネラルウオーターや食事に問題がなく、体調を崩す選手が1名も出なかった。このことはレース出場に大変プラスに働いた。  ホテルでのセキュリティは非常に厳しく、日本から持参した炊飯器が部屋で使えずホテル側に保管されるというハプニングも、、、サポーターの尽力により日本大使館の協力を得て、レースが始まる前日にホテルの調理場で早朝ご飯を炊かせてもらえる許可をもらい、選手たちは毎日美味しいおにぎりパワーで頑張ることができた。 ただ日本と比べルーズな面もあり、予定なく急なスケジュール変更は当たり前であり、毎日昼から(13:30)レースなど、日本とは違う環境に早く慣れ、まわりに振り回されないことが大事だと感じた。
【前半戦 勢いにのる日本勢】予選シリーズ初日から、中澤選手の連続トップを皮切りにシングルを連発する日本勢。101艇を2グループに分けたフリートの中で、思った以上に海外選手に負けずに帆走できると感じた選手が多かったようだ。本番が始まる前に2日間練習をしっかりと行い、複数国でのレース練習にも参加することで、心と体がしっかり準備できたこと、(風速は4-12knot 波は立ちにくい)気後れすることなく積極的なスタートを行い、はっきりと見えているブローを取りに行くコース取りができていた結果だと思う。
【手に汗握るチームレース】レースの中日はチームレースが開催された。日本からはJAPAN1(有本・岩波・加原・中澤)JAPAN2(嘉手川・北川・兒島・鈴木)の2チームが出場した。途中JAPAN同士の対戦もあり白熱した勝負の末にJAPAN1が準決勝にコマを進めた。準決勝ではタイに3マークでのマークトラップに抑えられ惜敗した。かなり悔しい気持ちを胸に、地元インドとの3位決定戦ではフィニッシュラインまでもつれる大接戦となったが、見事逃げ切り3位入賞 銅メダルを獲得した。JAPAN1の4艇が並んでハーバーバックする姿には本当に感動をもらった。
【課題 後半戦の戦い方】タイ・シンガポールとの差が明らかに出た後半戦となった。どのようなコンディションでも1上をシングルで回航するプランニングと実行力がタイとシンガポールにはあった。シンガポールは自国コーチに加え、スポーツ心理学のコーチが帯同しており勝つために国をあげて取り組む姿勢・体制が見えた。またタイは自国コーチの体制もしっかり整え、さらに開催国インドにコーチを送り、そこで得る情報をタイにフィードバックしてレースに臨んでいた。ゴールドフリートの11位~40位はレベル差がほとんどなく3マークまではほぼ横一線でやってくる。その集団の中から3マークの手前でラップを切るスピードに差があり、日本勢はそこに苦しめられた。その中で鈴木選手が底力を見せ、後半追い上げた(アジア女子3位)。課題は残るが、最終レースのフィニッシュラインを切るまであきらめずに戦い抜いた選手たちは本当に立派だった。
【選手たちの今後に期待】12月のこの大会をもって中3メンバーはOP卒業となる心優・浬帆・しおん・陵・敦朗・僚介 長い間親子で本当によく頑張ってきたと思う。最後インドのムンバイでラストセーリングできたことは一生の思い出として心に残るだろう。OP級を卒業しても次のステージが待っている。これからも楽しくセーリングを続けていってほしい。中2以下のメンバー 惟高・太郎・将吾・弦季はもう2ヶ月後に迫った2023年のNT選考会で必ず良いパフォーマンスを発揮すると信じている。次回の2023アジア・オセアニア選手権大会はアラブ首長国連邦(UAE)アブダビで開催される。どんなドラマが待っているのか、今からとても楽しみだ。/中澤


2022.11.23-27

第54回 全日本オプティミスト級セーリング選手権大会 result album

2022年11月23-27日、江の島ヨットハーバーにて、「第54回 全日本オプティミスト級セーリング選手権大会」が開催されました。 兵庫ジュニアからは、蒼士(9年),瑠海(9年),陵(9年),絵麻(8年),太郎(8年),翔伊(6年),俊忠(6年),葵(5年)、夏実(5年)の9名が出場しました。クラブとしての目標は、全員で二次選に行くこと、そして団体戦での勝利です。平均7~13kn程度の中、4日間で9レースを行い、皆が一年間の集大成を見せる熱いセーリングで見せ場を作ってくれました。
本大会で最も熱かったシーンは、やはり最終レースまでもつれ込んだ優勝争いでしょう。最終レース前で暫定2位の池田航介選手は、逆転優勝するためには最終レースで1位を取ることが必須条件。そうなったとしても、暫定1位の藤田蒼士選手は6位以内なら優勝という状況。しかし、最終レースでの上マーク回航順位は、航介1位、蒼士7位。レスキュー艇から見ていた蒼士母は、ハラハラドキドキ!(父は普段通りでした!)レース後に蒼士本人から聞いた話では、上マーク回航後、最終レグの海面のブローを見て、これなら前の選手を抜いていけると分かっていたとのこと。どんなプレッシャーをもはね退ける蒼士のメンタルの強さがここでも炸裂しました。着順は、航介が意地のトップフィニッシュ。蒼士は追い上げて3着でフィニッシュ!蒼士が見事総合優勝を掴み取りました! 小学生優勝は蒼士の弟、翔伊でした。最終日の朝までは、小5の松永虎汰郎選手に後れを取っていましたが、最終日に逆転して小学生優勝をゲットしました。総合でも5位という好成績。現在6年生、将来が楽しみな選手です。女子枠では、絵麻が2つのシングルを取る素晴らしい走りを見せ、見事女子3位入賞!小学生女子枠(竹下カップ)では、4レース目までは夏実(小5)が1位、5レース目に飯島來海選手(小6)が逆転、6レース目には夏実が再逆転、という激熱の展開。4点差で迎えた7レース目に、來海選手が会心の走りでシングルをもぎ取り夏実の前に出ると、そのままの勢いで小学生女子優勝を掴み取りました。夏実にとっては悔しいレースでしたが、初出場の全日本選手権で、名のある有名選手たちと並んで走っている姿には感動しました。団体戦(馬嶋カップ)は、各クラブの上位2名の合計得点で争うのですが、総合1位の蒼士、5位の翔伊のポイントを合計した6点で、兵庫ジュニアが優勝でした!藤田兄弟の得点で、他クラブを大きく引き離しての勝利でした。そして素晴らしいことに、兵庫からは9名という大人数で参加したにも関わらず、全員が二次選に残れました。今回のクラブとしての目標を、全員で達成することができました!
蒼士1位(総合優勝)、翔伊5位(小学生優勝)、瑠海7位(入賞)、絵麻19位(女子3位)、太郎30位、夏実33位、陵40位、俊忠41位、葵46位 豪華で盛り上がったレセプションも含め、素晴らしい大会を開催してくださった、日本オプティミストディンギー協会、江の島ヨットクラブジュニア、日本セーリング連盟の皆様、また会場でお世話になった全国クラブの皆様方、本当にありがとうございました。/久保田


2022.10.29-30

第18回坊っちゃんカップヨット大会 result A B C album

2022年10月29日(土)~30日(日)の2日間にわたり、「第18回坊っちゃんカップヨット大会」が愛媛県のマリンパーク新居浜にて開催されました。 B&G兵庫ジュニア海洋クラブから、 Aクラス:荒井風花、藤田翔伊、檜垣俊忠、脇蘇鳳、越智祥史、久保田夏実、Bクラス:檜垣菜々子、Cクラス:木下純希、佐々木健太朗、越智美月、檜垣麻衣子、猿田直輝の計13名が出場しました。 例年の坊ちゃんカップとは異なり、第4レースを除いて風速6~8ktと両日ともに安定した風に恵まれた為、A、Bクラスは、1日目4レース、2日目3レースの合計7レースが行われ、Cクラスに至っては計56レースも取り行われました。
西からの強い潮流により、スタートは本船寄りに混戦傾向となり、ゼネラルリコールも頻回に起こる事態となりました。Aクラスの選手でもマークタッチが続出しており、改めて新居浜の潮流の難しさを痛感しました。風向は約40度の振れ幅の中、うまくフレッシュ・ブローをとって上マークまで伸ばす事の出来た選手が上位に来る結果になり、翔伊は集中力を切らさず終始安定したセーリングでした。 風花は前回大会後のアクシデントを乗り切っての参加となりましたが2日目に調子を取り戻してよく頑張りました。祥史は1日目に大きなトラブルはなかったものの、2日目の第6レースにおいて下マークで掲示されたC旗の意味を取り違い、2上フィニッシュと勘違いしてコースから外れ、大きく順位を落とす事がありました。日常の練習では経験しないルールをレース前に改めて確認する事の大事さを痛感したと思います。俊忠は本人の思うようなレース展開ができていない事もあり、2日目にコーチボートに自ら相談に来ました。その後上り角度を修正した結果、最終レースで3位を取り、本来の調子に近づいてきた事がなによりの収穫であったと感じました。この調子で頑張って! 蘇鳳は初めてのAクラスでしたが、臆する事なく冷静に展開できていたのが印象的でした。課題としては、周りはよく見ている反面、自艇の基本的な動作やトリムが甘くなっているのを直していこう。 Aクラスの結果は、翔伊(優勝)、夏実(14位)、祥史(17位)、俊忠(19位)、風花(24位)、蘇鳳(29位)でした。翔伊おめでとう。 Bクラスは菜々子のみの出場でしたが、最後までよく頑張りました。特に一日目の第3レースが終了後、風待ちで集中力が切れてしまい、風が弱まったことも相まって、第4レースでは上りで苦戦。タックを繰り返すことで更にスピードが落ちてしまい号泣。下りの途中で惜しくもDNFとなりましたが、最後まで諦めずに励む姿に感動しました。運営艇からも「よく頑張った!」と温かいお言葉も頂きました。普段の動きができている時は、びっくりするほど艇速が出ており、他の選手をごぼう抜きしているのが印象的でした。これからが楽しみです。 Cクラスは綺麗なビーチで和やかに行われました。3艇をスタートラインに並べ保護者、コーチが合図とともに一斉に押し出します!少し先のブイを周ってフィニッシュです。初日は艇のコントロールがおぼつかず、回航 出来ずに泣いて悔しがる選手もいましたが、2日目にはみんな見違えるように上達していました。子供たちの吸収力の速さにとても驚きました! 兵庫は惜しくも表彰台を逃しましたが、4位以下同点に直輝、健太郎、純希の3選手が入りました。美月、麻衣子も1位を取るレースがあり、Bクラスに上がっていく上でも、とても有意義なレースになりました。 そして最後は恒例の記念撮影。「坊ちゃ~ん!」と決めポーズで締めくくり、選手は皆楽しかったと満足な笑顔でした。
最後になりましたが、B&G新居浜海洋クラブ・松山セーリングクラブ・B&G松山海洋クラブの皆様、本当にありがとうございました。/越智・木下


2022.10.22-23

第36回小沢吉太郎記念少年少女ヨットレース大会 result A B album

2022年10月22-23日の2日間の日程で第36回小沢吉太郎記念少年少女ヨットレース大会(神奈川県江の島ヨットハーバー)が開催されました。 江の島ヨットハーバーは今年の全日本選手権の開催予定地ということもあり、エントリ―は全国からAクラス79名、Bクラス18名の規模の大きな大会となりました。兵庫ジュニアからは、蒼士、絵麻、風花、翔伊、俊忠、夏実、葵の7選手がAクラスで参加しました。
1日目、午前中は風がなく海上待機となりましたが、昼前から突然南風が吹き出し16ktで1レース目が始まりました。ブローが入るとドミノ倒しのようにパタパタと転覆していく様子が見え、Bクラスにはレスキュー要請である数字旗が掲げられました。支援艇がレスキュー活動に参加している中、Aクラスの蒼士、絵麻、翔伊、葵が次々とフィニッシュ。強風と南風特有のうねりに対処できず、俊忠と夏実はDNF、風花は艇のトラブルでRETハーバーバックとなりました。南からの風が徐々に強まり19ktで2レース目が始まりましたが、スタート30秒前に翔伊、俊忠、夏実が転覆。翔伊はスタートすることはできましたが、俊忠はDNS、夏実はDNFとなりました。1日目3レースを終えて、3位/絵麻・19位/翔伊・38位/蒼士・39位/葵・60位/風花・62位/俊忠・63位/夏実となりました。
2日目は陸上で風待ち。この日は全日本49er選手権も行われており、ハーバーではオリンピック選手やOG選手に会うことができ、選手たちはとても貴重な経験をすることができました。午後から軽風域で1レースのみが行われ、絵麻/4位入賞・蒼士/7位・翔伊/12位(小学生優勝)・葵/36位・俊忠/56位・風花/62位・夏実/64位という結果になりました。
最後になりましたが、大会の開催に尽力いただいた江の島ヨットクラブの皆さまをはじめ、大会関係者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。/M.Doust


2022.10.22-23

2022琵琶湖ユースレガッタ result album 1 2

2022年10月22-23日滋賀県立柳ヶ崎ヨットハーバーにてOP級琵琶湖ユースレガッタ秋季大会が開催され、瑠海・太郎・茉子が参加しました。 ハーバーはもうすぐ始まる全日本インカレ団体戦に向けてたくさんの大学が前入り練習をしており、多くの大学生セーラーで賑わっていました。
22日(土)初日はお昼まで陸上で風待ちしてから出艇し、軽風で1レース実施しました。2レース目のスタート20秒前に42条違反(スカリング)で太郎が笛を吹かれました。 動揺したのか1回転半で走り出したため不完全履行となりました。その後風がなくなり、左へどんどん振れる展開となりノーレースに…もしノーレースになっていなければ失格となっていました。 他にも吹かれていることに気づかず失格、マークタッチ後回転するタイミングがあまりにも遅すぎたため失格となる子がおり、改めて親子でルールについて理解を深めることが必要と感じました。
23日(日)2日目は朝から軽風ながら良い風が続き、テンポよく4レースを消化しました。瑠海VS太郎の対決は全て瑠海に軍配が上がりましたが、運営の方が「見ていて楽しかった」と言いに来てくれるほどの大接戦でした。 帰着時に「楽しかった~~!!」と笑顔の2人が印象的でした。茉子も目標のスタートは切り、リタイアにはなりましたが頑張りました。レース委員長からもスタートも決まり、フィニッシュも有利エンドをきちんと見極めるなど レベルの高い大会であったと褒めていただきました。瑠海は兵庫ジュニアの歴代の先輩たちの名前がたくさん刻まれたガラス製の立派なトロフィーをゲットしました。
この大会をバネに1か月後に迫った全日本に向けて今回見つかった課題に取り組み、さらにレベルを上げて江の島へ臨んでほしいと思います。
最後になりましたが琵琶湖ジュニアヨットクラブの皆さま、スーパーボールすくいや的当て、アイスなど子ども達が大喜びのホスピタリティ溢れるおもてなしと、軽風の中5レースも運営をしていただき本当にありがとうごさいました。/中澤


2022.10.10

2022兵庫ジュニアオータムレガッタ result A・B C album

2022年10月10日「スポーツの日」、海洋体育館においてオータムレガッタが3年ぶりに開催されました。恒例の、レース後のバーベキューやお楽しみじゃんけん大会は出来ませんでしたが、B&G伊丹海洋クラブ・琵琶湖ジュニアヨット クラブ・B&G松山海洋クラブからもご参加頂き、交流を深める楽しいレースとなりました。 オータムレガッタはBクラスが主役のレースです。数々の名だたる選手たちが手にしてきた伝統のトロフィー「宮武杯」を手にすべく、Bクラスの選手らは燃え上がりました!
結果は琵琶湖ジュニアヨットクラブから参加してくれた廣田穣選手が優勝!! 兵庫ジュニアから宮武杯をお嫁に出すのは寂しい気持ちもありますが、いつも一緒に練習してきた穣くんの勝利をみんなで喜びました。おめでとう! Aクラス優勝はB&G兵庫ジュニア海洋クラブ堀野瑠海選手でした。お目当ての賞品、忍者グッズを手に入れる事が出来、満足そうでした(笑)中3ですが、まだまだかわいいです。 Cクラスでは、予選を合わせて計24レースが行われ、B&G伊丹海洋クラブから参加してくれた、多谷歩武選手がゴールドフリート優勝となりました。初めてのレースでしたが、みんな落ち着いてしっかりとレースをする事が出来、選手たちはもちろん、そばで応援する保護者もニコニコ^_^で、みんなで楽しめたと思います。 来年は今Cクラスの君たちが主役です。たくさん練習して、宮武杯を奪還しよう!
最後に、いつもお世話なっている兵庫県立海洋体育館、運営にご協力下さったOBの皆様、伊丹海洋クラブ・琵琶湖ジュニア・松山海洋クラブの皆さま、保護者の皆様、たくさんのご協力を頂き、ありがとうございました。来年も、皆さまと楽しいオータムレガッタが開催できますよう、ご協力お願いいたします。/大塚


2022.9.23-25

第45回西日本オプティミスト級セーリング選手権大会 result A B album

2022年9月23日-25日に第45回西日本オプティミスト級セーリング選手権大会が、福岡県福岡市ヨットハーバーにて開催され参加してきました。
西日本水域のクラブよりAクラス71名、Bクラス33名、計104名のエントリーがあり、Aクラスでは、全日本大会の参加枠を取得すべく熱い戦いが繰り広げられました。 B&G兵庫ジュニア海洋クラブからは、陵、蒼士、絵麻、太郎、風花、渚、俊忠、翔伊、祥史、夏実、葵(以上Aクラス)、蘇鳳、陽也、茉子(以上Bクラス)の14名がエントリーしました。 昨年と異なり今年は、全日程、軽風域でのレースとなりました。 救命艇3艇体制で臨んでいましたが、1日目の朝の練習中に、1艇のエンジンが不調となるハプニングがありました。 Aクラスの選手達には、不便さを感じたかもしれませんが、救命艇2艇体制で無事にレースを終えることができました。 Aクラスは、初日に微軽風(5kt)で1レース、2日目は軽風(8-10kt)で4レース、最終日となる3日目も軽風域(7kt)での2レースでの計7レースが実施されました。 Aクラスでは、トップ争いは、藤田(蒼士・翔伊)兄弟のマッチレース模様で、藤田兄弟は、7レース中5レースで1位を取り、圧巻のレースを見せてくれました。 最終的には兄の貫禄で、蒼士1位、翔伊2位とワンツーフィニッシュと言う、快挙を達成しました。 兵庫から参加した選手達は、他のクラブの有力選手達と伍して上位でレースを展開する選手が多く、無線に入ってくるレースの模様に、陸上待機している保護者から歓声が上がる場面もあり、各レースの順位の発表にも期待感が高まるレガッタとなりました。 Bクラスは、Aクラスと同様に計7レース行われました。3選手共に練習の成果を発揮し、上位に食い込んでガッツポーズで、満面の笑みでフィニッシュしました。 レースの楽しさを感じ取ってくれたことと思います。
最終結果は、Aクラス蒼士1位、翔伊2位(小学生優勝)、絵麻4位(女子優勝)、葵6位、太郎10位、俊忠12位、陵14位、夏実18位、祥史42位、風花47位、渚50位、Bクラスは、陽也2位、蘇鳳12位、茉子19位となりました。 今大会で俊忠、陵、夏実の3名が全日本選手権の出場枠を獲得しました。 私にとってこのレガッタで強く感じたのは、ジュリーに違反を受けた場合のルールを知らずに順位を落とす選手が居り、ルールをしっかりと選手に教え伝えることが大切であると、あらためて知るに至りました。
最後になりましたが、コロナ禍のなかの難しい状況下で、開催にご尽力いただきました、日本オプティミストディンギー協会、福岡県ヨット連盟、B&G福岡ジュニアヨット海洋クラブ並びに関係者の皆様に感謝申し上げます。/川上


2022.9.17-18

2022年第38回全日本オプティミスト級チームレース選手権大会  result album

2022年9月17日-18日、広島観音マリーナにおいて「2022年第38回全日本オプティミスト級チームレース選手権大会」が3年ぶりに開催されました。新型コロナウィルスの影響でこれまで中止が続いていた人気のチームレースが復活し、全国から10チームのエントリーがありました。当クラブからは8名の選手が4つのチームに分かれて参戦しました。兵庫ジュニア代表として編成されたチーム「関西ひっしのパッチーズ」にイワオ、リョウ、タロウ、エマ、ナショナルチームで編成された「枕蒼士」にルカ、ソウシ、他クラブとの混成チーム「モッフィー」にショウイ、同じく混成チーム「TOP GUN」にアオイ、それぞれのチームで優勝を目指しました。 台風14号の影響で当初3日間のレース予定を2日間に短縮して、全46レース総当たり戦で行われました。
レース1日目は南西の風約6ノットでチームレースには最適なコンディションでした。関西ひっしのパッチーズは3勝1敗、枕蒼士は4勝0敗、モッフィーは2勝2敗、TOP GUNも2勝2敗とそれぞれ健闘しました。チームレースはフリートレースとは異なる独特のルールを駆使して自艇の権利を相手艇に主張し、チームメンバーと声を出し合いながら4対4でバトルします。その為ルールの習得は勿論、高度な操船技術が求められます。そして最も大切なのはチームワークです。
レース2日目は昨日とまるで変り、東の風約12ノット~20ノットで風上から強い潮の流れがあるハードコンディションの中行われました。関西ひっしのパッチーズはこの強い潮流に苦しめられ、スタートラインに並ぶ事が困難で下に流された状態からのスタートとなり思い通りのレース展開とはいきませんでした。次はリコールしても良いからスタートライン第一線から出てこい!と選手たちを激励しました。枕蒼士は2日目に初の黒星を喫する事になり、選手たちが待機しているポンツーンの上に一気に緊張が走りました。モッフィーはまさかの3マークと4マークを間違えて回航してしまうアクシデントに、しかし気付いて軌道修正し再び激しいバトルが再開。アオイは初参戦で初アンパイアに笛を吹かれて2回転しないといけない所を1回転しかせず、もう一回笛を吹かれてしまいました。
決勝戦と3位決定戦を残した2日目の結果、Aグループ関西ひっしのパッチーズは0勝4敗、枕蒼士は3勝1敗、モッフィーは1勝3敗、BグループTOP GUNは3勝1敗。 そしていよいよ決勝戦、枕蒼士vs我ら四銃士。 我ら四銃士の内二人は今年のワールドチームのメンバーです、彼らは強敵です。決勝戦は3レース行い先に2勝したチームが勝ちです。枕蒼士が先行して白星を2つ獲得!!見事に枕蒼士優勝!モッフィーも3位決定戦で見事に白星を飾りました!順位は、関西ひっしのパッチーズ(5位)枕蒼士(優勝)モッフィー(3位)TOP GUN(7位)こうして第38回全日本OP級チームレース選手権大会が終幕しました。 選手たちはそれぞれ色んな思いを持って台風よりも先に帰路に着きました。
チームレースは普段のフリートレースでは味わえない魅力があります。レースの雰囲気はまるで運動会の様なお祭り気分でワイワイ楽しく、仲間との会話も普段以上に盛り上がります。それがまたチームの絆をより深くしている様にも見えます。知識、スキルこれらは個の能力が問われる方が多く占め、日ごろの練習成果が発揮されます。しかしチームワークは仲の良さや親密度、友達関係から構築されるものとは違い、セーリングに対して同じぐらい強い思いを持ち、同じ目的目標を共有し合える仲間にだけ醸成されるものだと思いました。 このような素晴らしい成長の場を準備、運営して頂いたJODA並びに広島県セーリング連盟の皆さま、広島セーリングスクールの関係者さま本当にありがとうございました。/堀野


2022.7.30-31

2022 MAIN STAGE 兵庫ジュニアオープン選手権 result A B album

2022年7月30日-31日、兵庫県立海洋体育館において「2022 MAIN STAGE 兵庫ジュニアオープン選手権」が3年ぶりに開催されました。 これまで新型コロナウィルス感染拡大をうけ、多くのレースが中止・延期となってきました。普段、練習を頑張っている選手達をレースに出してやりたい!今年こそ!との思いから、関係者皆様のお力を借り三年ぶりの大会開催がかない、Aクラス19名・Bクラス12名、計31名の選手が参加しました。
初日朝は風待ちとなりましたが、二日間でAクラスは6レース、Bクラスは7レース行われ、普段の練習の成果を発揮することが出来ました。セールやヨット用品などの豪華副賞が用意されているので?みんな熱が入ります(笑)
Aクラスは、ルカ(3位)ソウシ(4位)タロウ(5位)エマ(7位)ミユウ(8位)トシタダ(9位)ショウイ(10位)アオイ(11位)ユキヒト(13位)フウカ(14位)。 Bクラスは、ナツミ(優勝)ナギサ(3位)ハルヤ(4位)スオウ(6位)ナナコ(8位)マコ(9位)の結果となりました。 ナツミ初優勝おめでとう。副賞のNEWセールで次のレースも頑張れー!A入賞のルカ、ソウシ、タロウ、B入賞のナギサ、ハルヤ、スオウもおめでとう! ハルヤとマコは今回が初めてのレースでしたが、みんな全レース 走り切る事が出来ました。期待のルーキーズの成長が楽しみです。
最後になりましたが、ご参加頂いた皆様、ご支援頂いた多くの企業様、関係者の皆様のおかげで無事開催出来たこと御礼申し上げます。皆様からの温かいお言葉や応援を頂き、クラブ員一同励みになります。次回の大会開催に向けて今後も努力してまいりますので今後とも宜しくお願いいたします。 /大塚


2022.6.27-7.7

2022 IODA World Championship/世界選手権 トルコ(ボドルム) result fleetrace国別 album

【チーム結成~出国まで】 瑠海と蒼士は真逆のタイプです。センスよく運動神経がよく勢いのある蒼士と慎重でゆっくり、コツコツと努力して力を出す瑠海。この2人が今年のワールドチームに加入しました。お互いを刺激しあい補いながら一緒に成長し闘ってきた戦友です。 チーム結成から出国まで約4カ月、NT合宿含めて3回の国内合宿を行い「チーム5人で強くなる」をモットーにそれぞれの強みは隠さずに共有し苦手はみんなで克服するという取り組みをしました。国内合宿以外にも週1回の後藤コーチのオンラインミーティングがあり、毎週顔を見て話をすることにより仲間意識も高まったと思います。 中3男子5人、とても良い状態でレースを迎える準備が出来ました。
【アーリーアライバル~計測日】 2022年世界選手権はトルコのボドルムで開催されました。イスタンブールから国内線で約1時間、トルコのリゾート地として知られているとても美しい街です。 気温は35度前後で日差しは厳しいですが湿気は無く、午後からは毎日安定して良い風が吹いているので快適です。 Team JAPANは公式到着日の2日前6/25にボドルムに到着しました。あまりにも美しい海の色を見て空港からのバスの中で早くも選手たちは大興奮!ホテルにチェックインして昼食後は早速チャーター艇の受け取りと艤装にかかりました。蒼士はリグ類全部を持ち込み、瑠海はマストとブーム・フォイルを日本から持って行きました。「いつも通り」を出せるようにそれぞれが自分仕様に念入りに準備をしました。 翌日はいよいよ美しいエーゲ海へ!常に10メートル超えの良い風が吹き続く中、海上練習に励みました。 到着3日目には計測も無事に終えて午後からは実際のレース海面で海の状況を入念にチェックしつつ100艇の練習レースに参加しました。そこで蒼士が上マークトップ回航の知らせ。もしかしたら!もしかするかもしれない!?


【開会式】 ボドルムの街は昼がとても長いです。日没は21時ごろ、日本の時間感覚とは全く違い開会式は夜スタートです。街の中心地からパレードが始まり、街中の人に声援をもらいながら開会式場であるボドルム城まで華やかなパレードが行われました。全選手が集まり各国の国旗が並ぶ圧巻の眺めです。いよいよ始まることを実感し、楽しくもありながらこの大きな舞台に少し緊張する表情も見えました。
【暮らし】 選手と三役は大会公式ホテルに、サポーターズはそこから徒歩5分以内の一軒家を借りて宿泊しました。ホテルの中央にはスライダー付きのプールがあり飽きることなく毎日のように海の後はプールへ直行!このプールが選手たちの社交場であり英語が堪能でない選手も単語を並べて身振り手振りで他国の選手と積極的にコミュニケーションを取っていました。そこではプールバーがあり、なんとハンバーガーやポテト、ジュースやケーキにクッキー、ビールと食べ放題飲み放題だったそうです。滞在期間の終盤にようやく私たち大人にその情報が届きました。もっと早く教えて~!ちゃっかり選手たちはそうやって楽しんでいたのですね!ごはんはたっぷりの色とりどりの野菜やケバブ、パスタとバリエーション豊かですがやはり我々はお米が大好き。毎日おにぎりを食べたりサポーターズの家でカレーを食べたり体とココロのバランスを上手にとりながらの食事でした。
【レース(予選シリーズ 大会1・2・3日)】 第1レースからやってくれました!yellowフリートの蒼士&悠人が1・2フィニッシュです。惜しくも蒼士のあかくみが外れていたためSTPとなりましたが、幸先の良いスタートです。 大会が始まってから、バースエリアには三役しか入場することが出来ず、サポーターズはハーバーのカフェで待機していました。カフェは高台にあり、レース海面が一望できます。双眼鏡で覗けば近くの艇はセール番号がぎりぎり読めるくらいの距離でした。また、毎日20ユーロで観覧艇も乗船可能だったため初日は観覧艇でレースを観戦していました。最初のこの快挙を間近で見ることが出来て我々も大興奮!前日にもしかしたら!?と頭によぎったことが実現した瞬間でした。 レース後はコーチとトラックトラックを使いスタートと風の振れの対応の振り返りを毎晩しっかり行いました。前半から調子を上げてくる蒼士とは真逆にスロースターターな瑠海は自分の走りが出来ずに苦しんでいました。しかし、お互いがうまく出来たところは隠さず伝えて、苦手なことは恥ずかしがらず質問する。日本から続けてきたこの繰り返しによりレース3日目には差はありますが少しずついつもの自分の走りに近づいてきたように思います。結果、剛がゴールド、悠人&蒼士がシルバー、瑠海&航介がブロンズで決勝を迎えることになりました。


【チームレース(大会4・5日目)】 前日までと変わりチームレース日和な風が吹きました。初戦オーストラリア戦で勝利!勝利がわかりフィニッシュ直前にガッツポーズをしてパンピングを取られる(笑)というハプニングもものともせず、しっかりと安定して勝利をおさめました。第2戦のスペインには惜しくも負けてしまいましたが第3戦プエルトリコには勝利。続くノルウェーにも勝ち、なんとベスト16入り決勝に進出する快挙です。海上のコーチも陸の監督・サポーターズも大興奮の一日でした。 翌日の決勝リーグは第一戦デンマーク・第二戦ペルーと続けて負けてしまい世界の壁を思い知らされましたが5人のチームワーク・絆は本当に素晴らしく、誇りに思います。
【空いた時間の過ごし方】 チームレース2日目は午後からフリータイムになりました。 宿泊していたホテルから街の中心まで徒歩10分以内だったため夕方からみんなでボドルムの街歩きに繰り出しました。そこではのびるトルコアイスのおじさんに遊んでもらったり、屋台でムール貝を食べたりお土産を買ったりとリラックスしながら過ごしました。街はとても元気が良くご飯もおいしくたくさんのパワーをもらいました。
【レース(決勝シリーズ 大会6・7・8日)】 風が吹かず、15時スタートと今までよりも遅いスケジュールで決勝リーグが始まりました。各選手はそれぞれの思いを胸に挑みます。そんな中、ゴールドフリートの剛が強豪を相手に第7レース13位と良い走りをみせてくれました。ブロンズフリートの航介と瑠海も決勝リーグでは自分の走りを取り戻し、しっかり走ります。最終日最終レースは瑠海トップフィニッシュ!悠人・蒼士もそれぞれ健闘しました。トラックトラックが導入されていたのですが調子があまり良くなかったので、結局は海上からの”後藤トラック”のLINE報告を頼りにハラハラドキドキ観戦していました。選手たちはトルコの海にも生活にも外国人選手にも慣れて決勝リーグでは落ち着いた表情でいつもの日本でのレースのようにしっかりと走っていたように思います。
【最終成績】  本多剛67位 堤悠人77位 藤田蒼士95位 堀野瑠海144位 池田航介146位
【閉会式】 OP世界チャンピオンを目指す挑戦、全てのレースが終了しました。 閉会式は再びボドルム城に集まり、最終日に5つ順位をあげたタイのウェカが大きなメダルを胸に、国旗を掲げ盛大に表彰されました。Team Japanの5人は目標に対して達成した面と悔しい面と両方をそれぞれが併せ持ちますが、みな全力で戦い抜きました。海外でのレースではまずは「いつも通り」を意識すること、と出発前からコーチから何度も言われていましたが本来の実力がきちんと発揮できれば上位を狙うことが十分に可能ではないかということも改めて実感させてくれました。 閉会式終了後は各国の選手たちと交流し、お互いのユニフォームや連絡先を交換して最後の最後まで楽しみました。
【出国まで】 出発時間が夜だったため、ランチ付きの船を貸し切りレンタルしてみんなで近くの島まで海水浴に行きました。 見たこともないような透き通った水色の海です。船からおもいっきり飛び込んで(大人も!)とても楽しい時間をすごしました。
【帰国】 ボドルム→イスタンブール イスタンブール→羽田という航路で帰国しました。 そこから関西組の2人は伊丹へ向かいますが到着が夜遅い便だったため瑠海と蒼士は羽田で一泊です。やっぱり日本はいいなぁ~と2人は帰国後すぐにお蕎麦をとてもおいしくいただき、満喫していました。
【最後に】 中3男子5人、仲が良くチーム結成時から帰国まで陸上ではいつも楽しく、海上では厳しく!メリハリの利いた良いチームでした。一緒に過ごせたこの経験は彼らの財産です。また、この大会でそれぞれがとても大きな学びを得ました。これを糧に次のステージに進み、さらなる力を発揮してくれると信じています。 このような機会を与えてくださったJODAの皆さま、海外遠征を心強くサポートしてくださった堤国代表・池田監督・後藤コーチ・支えていただいた全ての方々、そしてこの2人をここまで育ててくださったクラブのコーチと仲間に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。/堀野


2022.6.19

カナロア進水式 album

2022年6月19日に新艇「カナロア」の舟艇器材配備式が取り行われました。
旧艇「ドルフィン」の劣化が激しく廃艇となるにあたり、この度B&G財団の御協力の元、待望の救助艇が配備されることとなりました。 カナロアはハワイの海神であり、海の安全ひいては選手・保護者の安全を祈願して名付けられました。
芦屋市市長 伊藤舞様、B&G財団理事長 菅原悟志様からご挨拶を賜り、舟艇配備器材の目録の贈呈を経て、関係者の記念撮影・選手によるくす玉割り・シャンパンシャワーを行い、盛大な拍手に見送らながら無事出艇となりました。
この「カナロア」がこれからの兵庫ジュニアの選手育成に貢献し、海の安全に寄与する事を願い、大切に使用していきたいと思います。 この度、式に御列席賜りました伊藤舞 芦屋市長、福岡憲助 芦屋市教育委員会教育長、森田豊三 兵庫県セーリング連盟会長をはじめ、配備にあたり大変お世話になりましたB&G財団の関係者様各位、兵庫県立海洋体育館、赤木孝浩カメラマンに厚く御礼申し上げます。/越智


2022.5.21-22

2022年OPクラス関西選手権 result album

2022年5月21-22日、和歌山セーリングセンターにおいて、「2022年OPクラス関西選手権」が開催されました。
当クラブからは、Aクラスに蒼士(9年),絵麻(8年),風花(7年),翔伊(6年),俊忠(6年),葵(5年)、Bクラスに蘇鳳(6年),渚(6年),祥史(5年),夏実(5年),菜々子(4年)が参戦しました。 2日間で全6レース行い、一番吹いたレースでも7ノットという微風戦となりました。そんな中、少しでも良いコンディションでレースを行うため、風を求めて本部船を移動させたり、風軸が変わるとレースをキャンセルしてマークを打ち直したり、直前までフィニッシュラインを作らなかったりと、運営の和歌山セーリングクラブ様のプロ意識を感じました。
順位の結果は、以下の通りでした。皆素晴らしい帆走で、日ごろの練習の成果を発揮してくれました。
A:蒼士(2位)、翔伊(3位)、葵(4位)、俊忠(6位)、絵麻(8位)、風花(22位)、
B:夏実(2位)、祥史(3位)、渚(4位)、蘇鳳(18位)、菜々子(21位)
当クラブでは、関係者の皆様のお力添えのおかげでこれまで多くの選手が結果を残してきましたが、特に今年は中3の選手を中心にナショナルチームに5名が選出されるなど、調子を上げてきています。となると、世代交代というキーワードが嫌でも頭に浮かんできます。『兵庫ジュニアは2022年がピークだった』と言われないように、良い流れを受け継いでいかなければなりません。そんなことを考えながら、本レポートの報告者は、レース1日目、運営のお手伝いでフィニッシュ艇に乗船させていただいていました(お手伝いといっても勉強させていただくことばかりでしたが)。そこで見た光景は、兵庫ジュニアの次世代を担うホープたちの勇姿でした。 Aクラスでは、NTの蒼士とその弟の翔伊(6年)が、レースごとに着順が入れ替わる接戦を繰り広げ、最終レース前の時点では翔伊が蒼士を押さえるという大健闘。フィニッシュ直前まで繰り返されるミート時の攻防は激アツでした。 NTの兄にリードしていても当然のような表情を見せる、翔伊の意気込みが印象的でした。(しかし最終レースで巻き返す蒼士は流石。でも焦っていたことでしょう!?) そして、翔伊の後ろにピッタリと付ける葵(5年)と俊忠(6年)。小学生勢の勢いは目を見張るものがありました。惜しくも小学生に競り負けた中学生勢は、悔しさをバネにして、次のレースではさらに上の順位を奪って欲しいです。 またBクラスでも、次世代を担う選手たちが素晴らしい活躍を見せてくれました。まずスタート。みな普段の練習よりも前に出て、しっかりとスタートを切っていました。初めてのトラべゾイドにも臆することなく走り切る姿は感動モノ! 全員が全6レースを完走することが出来ました。 その中でも夏実(5年),祥史(5年),渚(6年)が2-3-4位に並び、兵庫ジュニアの存在感を示してくれました。彼らはレース中盤で遅れていても、最後の上りで順位を上げてくる成長ぶりを見せてくれて、レース回数をこなすに連れ、安心して見ていることができました。Bクラスに出場した選手たちには、近い将来の兵庫ジュニアを引っ張って行ってくれることを期待しています。 私事になりますが、今回の遠征では、娘の初トップフィニッシュに父親である私がトップポーンを鳴らすという感動的な体験ができました。OPは、子供には貴重な経験と成長を、保護者には感動を与えてくれる素晴らしいスポーツだと改めて実感しました。
今回、このような立派なレースを主催していただいた和歌山県セーリング連盟の皆様、B&G和歌浦海洋クラブの皆様、和歌山ジュニアヨットクラブの皆様、運営して頂いたNPO法人和歌山セーリングクラブの皆様、本当にありがとうございました。/久保田


2022.5.5

第3回BocciCup result A B album

5月5日の子供の日、第3回「BocciCup(ボッチ・カップ)」が開催され参加してきました。 ジュニアヨットの育成に生涯尽力されたボッチさんこと故青山篤さん(江ノ島ヨットクラブ前会長、日本オプテイミストデインギ―協会前副会長)を記念する大会です。 澄み渡る青空の元、たくさんの子供たちが江ノ島ヨットハーバーに集まりました。 青山さんがいつもお話されていた「ヨットを好きになり、どうか生涯スポーツとして続けてほしい」の言葉通り、楽しそうな子供達の声が響く素敵な大会になりました。
私達のクラブからは2日前からナショナル・チームの合宿と合同練習に参加していた7人の選手が参加しました。
ナショナルチームの選手が多く参加しており、A・B両クラス共、新しい世代の台頭もあり、見応えのあるレベルの高いレースでした。6?8ノットの南からの穏やかな風の中、2レースが実施されました。スタート時、艇が後ろから押される少々強い潮の流れがあったのが今回のレースの大きな特徴でした。 1レース目、とんでもないゼネラルリコールのあと、なんとかスタート。しかし瑠海・蒼士はUFD。。。スタートラインでは火花が散って紙一重のリコールでしたがスタートラインを確実に把握する事ができてなかったのでしょう。残念でしたが二人はスタート時のルーティーンの見直しなど新たな課題を見つけたと思います。 2レース目はオールクリアでスタートしました。微風の中、スベリに凌ぎを削る手に汗握る展開でした。心優は堅実にスタートを決め、1レース目は少し苦戦しましたが2レース目は5位と実力を発揮、入賞までもう少しでしたが総合7位(16-5)と健闘しました。太郎は17位(15-23)とまずまず。陵は26位(23-30)少し実力が発揮できなかった感じです。瑠海は36位(UFD(4)-4)、蒼士は43位(UFD(1)-14)と反省点が残る結果となりました。 翔伊は21位(31-12)、葵は27位(17-38)。今回この二人がAクラス小学生部門で1位・2位を勝ち取る大健闘をしました。前日までのレース練習でもハードな海面の中、他クラブの皆さんから注目を浴びる走りをしていたので、二人とも本当によく頑張ったと思います。今回は兄達を超え素晴らしい成績を残しました。今後に期待です。
表彰式は素敵なヨットハウスの二階で行われました。たくさんのプレゼントが用意され子供の日にふさわしい、そして青山さんの思いを受け継いだ、とてもあたたかくにぎやかな表彰式でした。すばらしい閉会式にとても感動しました。 Aクラス総合1位は堤悠人(江ノ島)、2位鈴木しおん(横浜)、3位岩波萌夏(江ノ島)、4位本多剛(海陽海洋)、5位嘉手川浬帆(個人)、6位岡田晴(海陽海洋)。 Bクラス総合1位は加原賢人(江ノ島)、2位吉岡祐月(真野浜)、3位上條正弘(江東区)、4位西村泰洋(横浜市民)、5位北畠芽依(熱海)、6位鈴木菜央(千葉) の各選手が入賞し表彰されました。小学生部門も表彰状が授与され、翔伊・葵も嬉しそうにしていました。
最後になりましたが、すばらしい大会を準備・運営していただいた江ノ島ヨットクラブジュニアと関係者の皆様、お世話になり本当にありがとうございました。来年もぜひ参加したいと思っています。重ねて御礼を申し上げます。/藤田


2022.4.29-5.1

第11回西日本ジュニア・ユース交流セーリング選手権大会 result A B アトランタオリンピック記念レース A B  album

新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに待ちに待ったレースが山口県光市にある山口スポーツ交流村で開催され、西日本の各地から72名の選手が参加(A/39名.B/33名)賑やかな大会となりました。兵庫ジュニアからはAクラス10名(瑠海、蒼士、心優、陵、太郎、絵麻、健斗、翔伊、葵、俊忠)、Bクラス2名(蘇鳳、祥史)が参加しました。
レース1日目はAクラスのチームレースとBクラスのアトランタオリンピック記念レース(プラクティスレース)そして2日目と3日目に西日本ジュニア・ユース交流レースが行われました。
【1日目】晴れ、風速2~3m アトランタオリンピック記念レースは風が弱い中で2レースが行われ優勝は越智祥史(兵庫jr)2位 峰平陽向(新居浜)3位木崎翔嶋(福岡)。蘇鳳は9位でしたが 意欲を感じるレースを見せてくれました。 チームレースはトーナメント戦で9チームの戦い。大会側から発表されたチームメンバーは当日リーダーを中心に作戦会議をしていました。 中には初対面や会話をした事がない選手もいたようなのでコミュニケーションを心配しましたが直ぐに打ち解け仲良く作戦を立てていました。他クラブの選手と仲良くなりレースも盛り上がってとても楽しそうでした。チームレースは選手だけじゃなくサポーターも盛り上がって楽しんでいました。優勝はカナダチーム(心優、 蒼士、 松枝市悟、 登田未央、 直井舷太)2位はクエート(伊藤音人、田口湊大、後藤大志、安藤果帆)、3位マカオ(陵、山本汐穏、大坪築、和田悠生)でした。心優が率いるカナダチームは蒼士もいて最強でした。
【2日目】晴れ、風速2~5m 、AとBは別々の海域でレース 西日本ジュニア・ユース交流レース(1日目) Aクラスは微風の中1レース行い風を待って午後から3レース行いました。Bクラスは6レース行われました。A・B共にレース海域がハバーから遠く様子は分かりませんでした。
【3日目】晴れ、風速4~6m 西日本ジュニア・ユース交流レース(2日目) Aクラスは3レース有りましたがレース海域がハバーから遠く様子は分かりませんでした。 Bクラスは昨日よりハーバーに近い海域で4レース行いました。 選手達は微風の中でなかなか艇を前に進めることが出来ませんでしたがコーチやサポーターの応援を受けながら頑張ってゴールしていました。 西日本ジュニア・ユース交流レースの結果はAクラス1瑠海、3蒼士、4心優、5太郎、7陵、8葵、9翔伊、10絵麻、18俊忠、29健斗、Bクラス1祥史、9蘇鳳と兵庫ジュニアががんばりました。そして心優は女子優勝、葵は小学生優勝と素晴らしい結果でした。改めて選手を取り巻く環境に感謝です。ご尽力頂いた皆さま方、ありがとうございました。/蔭山


2022.4.16-17

広島チームレースクリニック album

2022年4月16日-17日広島の観音マリーナにてチームレースクリニックが開催されました。全国から40名のジュニアセーラーが集まり、兵庫ジュニアからは、心優、陵、蒼士、絵麻、太郎、風花、健斗、翔伊、俊忠の9名が参加しました。
初日は晴天で北風10kt-12ktと良いコンディションだったので、素早く自己紹介をして、艇の艤装、ルールを確認して出艇となりました。最初は緊張していた様子でしたが、午後からは緊張も解けて声を掛け合ったり、レースとレースの合間に作戦会議をしたりして、自分の権利をしっかりと主張できるようになっていました。
2日目は風が弱く陸上待機となり、得点を素早く計算する方法や、マークトラップ、パスバックの方法を教えていただきました。昼からは新しいチームに振り分けられ、レースがスタートしました。見方を助けに後ろに戻って攻撃をしかけたり、相手を待ち伏せたりして、中には最終レグで最下位だった人を2位まで上げて逆転勝利をしたチームもあり、大いに盛り上がりました。個人でスピードを争うフリートレースと違い、チームで戦うおもしろさ、難しさを学ぶことができました。
2日間にわたりご指導いただきました広島セーリング連盟および日本セーリング連盟の皆さま、そして温かくお迎えくださった広島セーリングスクールの皆さま、本当にありがとうございました。 /M.Doust


2022.4.3-4

2022九州ウィンターカップ result A B LR album

「2022年小学校6年生になったらOPの試合頑張るぞ」四男と2人で誓っていたので、大阪南港から往復フェリーさんふあらわあを使い、4/2-4/3鹿児島県平川ヨットハーバーの2022九州ウィンターカップ選手権大会に参加しました。 健康管理ガイドラインに従って、検温やマスクを徹底しました。 当初はレスキュー艇を持参して組み立てるつもりが、先輩方から無理だろうからと説得され、鹿児島ジュニアヨットクラブ様の御厚意でBクラス(全体の為の)レスキュー艇に長男が同乗させていただきました。誠に有り難い事です。
初日第1レースは午後から風5~6ノットでスタート、Bクラス(小3~中3) 21艇がスタボーを伸ばし、ブロウを探してタックする中で四男を含む風上数艇はオーバーセイルのギリギリまで左海面を走りました。そして風下艇からタックしていき、上マーク回航のレイラインに乗ろうとしています。手に汗を握るとはこの事….双眼鏡がなくても四男だけが最後までタックして無いのは明白!その時、大きなブロウが来たのか四男がタックし、レイラインに乗り1番で上マークを回航しました。 魔法を見ている様な気持ちになりました。岸壁のテトラポットの上で44分間ジリジリとしました。いつもより後続艇を気にしつつしっかり走っています。続けて第2レースは更に風が落ちて5ノット、集中力が切れたのか、沖の保安庁の船に気をとられているのか、桜島の噴煙を見ているのか…全然艇速がありません。風がどんどん無くなり16:20ハーバーバックの放送がありました(7艇DNF)。2日目はレースが中止になりました。着順8番で総合4位。初めて賞状を頂き、写真を撮りました。鶯が鳴く 風光明媚な錦江湾が好きになりました。皆さまお世話になり、ありがとうございました。/脇母


Copyright (C) B&G兵庫ジュニア海洋クラブ. All Rights Reserved.
inserted by FC2 system